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弁護士、来客ない時に事務員女性にわいせつ行為繰り返す 「卑劣さに満ちている」

8/9(水) 9:17配信

産経新聞

 大阪弁護士会所属の40代の男性弁護士が昨年、自身が経営する法律事務所に勤務していた事務員の30代女性に対し、わいせつ行為を繰り返していた疑いのあることが8日、捜査関係者への取材で分かった。大阪府警天満署は同日、強制わいせつ容疑で大阪市内の弁護士の事務所など関係先を家宅捜索した。今後、押収品などを精査し、立件に向けて捜査を進める。

 捜査関係者などによると、弁護士は昨年7~9月ごろ、大阪市北区の事務所内で、事務員として勤務中だった女性の体を触ったりするなど、わいせつ行為を繰り返していた疑いが持たれている。

 関係者によると、女性は同事務所に昨年3月から勤務。常勤の事務員は女性だけで所属弁護士はほかにおらず、わいせつ行為は主に日中、来客のいないタイミングで行われていた。女性は抵抗して、その場から逃げたり口頭でやめるよう弁護士に伝えたりしたが、被害は続いたという。

 女性は昨年12月下旬、知人に初めて被害を相談し、今年1月下旬に事務所を退職した。直後に大阪弁護士会に弁護士からわいせつ被害を受けたと訴え、弁護士会が調査を開始。女性は同3月、強制わいせつの罪で府警に刑事告訴した。産経新聞の取材に対し、弁護士は「(わいせつ行為は)真実ではないということは警察の方に伝えた。女性とは交際関係にあった」と話している。

 勤務先の弁護士からわいせつ被害を受けたとされる30代女性が、産経新聞の取材に応じ「情けなくて恥ずかしくて誰にも相談できなかった」と振り返った。女性によると、法律事務所に就職して約3カ月後の昨年6月ごろ、見知らぬ男にストーカーされていると弁護士に相談すると、「周囲に恋人がいると思わせた方がいい」と告げられ、帰宅途中の駅まで手を握られたという。

 翌7月ごろ、密室状態の事務所で突然、下着を脱いだ弁護士に抱きつかれ、肉体関係を迫られた。抵抗して逃げたが、その夜は自宅で一人泣き崩れたという。同様の行為は繰り返され「弁護士に何をされるか分からず怖かった。職を失う不安もあった」と語った。

 同年秋、被害はいったん収まったが、年末に再び抱きつかれて我慢が限界に達したといい、知人や家族に初めて相談。今年1月に退職し、3月に刑事告訴に踏み切った。女性は「弁護士の行為は卑劣さに満ちている。絶対に泣き寝入りしない」と現在の心境を語った。

最終更新:8/9(水) 11:58
産経新聞