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パリ郊外で兵士の集団に車突進し6人重軽傷 テロか、BMW?逃走

8/9(水) 19:39配信

産経新聞

 【ベルリン=宮下日出男】パリ郊外で9日、フランス軍兵士のグループに乗用車が突っ込み、兵士6人が負傷した。このうち3人は重傷。乗用車は現場から逃走した。捜査当局は兵士を標的としたテロとみて捜査を開始し、逃走した車両や運転手の追跡に全力を挙げている。

 現地の報道によると、事件は9日午前8時ごろ、パリ北西郊外のルバロワペレで発生した。兵士らが街頭警備に向かうため宿舎から出てきたところ、近くの路地にとまっていた車が突然発進し、兵士をはねた。

 車はドイツ車のBMWとみられ、警察は監視カメラの映像などから車両の特定を急いでいる。犯行車両に乗車していたのは1人だったとの情報もある。

 ルバロワペレの市長は仏メディアに対し、「(犯行の際)車はとまらず、急速にスピードを上げた」とした上、「故意の犯行であることに疑いない」と述べ、車が兵士らを待ち構えていたとの見方を示した。

 パルリ国防相は「卑劣な行為」と犯行を批判する声明を発表し、「国民の安全のために働く兵士の決意に影響はない」と強調した。

 フランスでは2015年11月に130人が犠牲となったパリ同時多発テロ以降の非常事態が続いている。パリ中心部の繁華街シャンゼリゼ通りでは今年4月、警官1人が男に銃撃され死亡したほか、6月にも警察車両にガスボンベを積んだ車が突っ込むなど、治安要員を狙ったテロやテロ未遂が続発している。

最終更新:8/9(水) 19:39
産経新聞