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マツダ CX-3(CX3) ガソリンモデル試乗&解説|マツダがCX-3にガソリンモデルを追加する本当の理由とは?

8/9(水) 10:55配信

オートックワン

なぜ最初からやらなかったのか?マツダ CX-3(CX3)にガソリンモデル追加。

最近、人気を高めているカテゴリーがSUVだ。ボディの上側はワゴンや5ドアハッチバックに準じた形状だから、居住性や積載性が優れている。下側には大径のホイールとタイヤが装着されて外観もカッイイ。

マツダ CX-3 2リッターガソリンモデルを詳しく画像でチェックする

もともとSUVは悪路を走るクルマとして生まれた経緯もあり、車種によっては最低地上高(路面とボディの最も低い部分との間隔)に余裕を持たせてデコボコを乗り越えやすい。これも外観のカッコ良さを際立たせる。

特に人気が高いのはコンパクトなSUVで、トヨタ C-HR、ホンダ ヴェゼル、スバル XVなどは売れ行きが堅調だ。今の国内市場では軽自動車とコンパクトカーの販売比率が高く、売れ筋車種が低価格化したから、コンパクトとはいえSUVは収益を確保する上で大切な商品になった。

売れ筋の価格帯は230~280万円になる。 これらのコンパクトなSUVに属するマツダ CX-3(CX3)が、新たに直列4気筒2リッターのガソリンエンジンを搭載した。今までは1.5リッターのクリーンディーゼルターボのみを用意したが、一般的なエンジンラインナップになった。

マツダ CX-3に加わったガソリンモデルの乗り心地と動力性能はいかに。

なぜこのタイミングでCX-3にガソリンエンジンを搭載したか、経緯は後ほど詳細に語るとして、まずは読者諸兄が気になる、CX-3(CX3)の乗り心地や走行性能の変更点をレポートしよう。今回試乗したグレードは“20Sプロアクティブ”の2WDだ。

まずは動力性能に関してだが、車両重量が1240kgに収まることもあり、2リッターのガソリンエンジンでも軽快に加速する。ディーゼルのようなトルクの太さはないが、ガソリンとしては実用回転域の駆動力が高いから、加速力が足りない印象はない(19.6kg-mの最大トルクを2800回転で発生する)。4000回転を超えた領域で速度上昇が活発になり、有段式6速ATを生かして高回転域まで回す楽しさを併せ持つ。

ターボを装着しないガソリンの自然吸気エンジンは、6速ATとの相乗効果により、アクセル操作に基づく速度の微調節をしやすい。特にディーゼルに不慣れなユーザーには、駆動力の立ち上がりが穏やかなガソリンエンジンは扱いやすい。 また、マツダのディーゼルエンジンは重量的に比較的軽い方だが、それでもガソリンエンジンとの重量差が30kgあって前輪側が重くなる。

逆を言えば、ガソリンエンジンを搭載したことで軽くなったため、ハンドルを切り込んだ時に軽快に向きが変わりやすい。そのため危険回避の操作もしやすく、後輪の接地性は削がれにくい。峠道などでも車両の向きが変わりやすいガソリンモデルは運転しやすく感じる。

足まわりの設定はディーゼルと変えている。ガソリンは前後輪ともにスプリングの硬さを抑えられており、タイヤの指定空気圧も前輪が230kPa、後輪が210kPaで、ディーゼルの250/230kPaに比べると低い。タイヤサイズは全車共通で18インチ(215/50R18)が装着される。

乗り心地は特に不満はないが、タイヤが18インチということもあり市街地では少し硬い。跳ねるような粗さを若干ではあるが感じる。対するディーゼルはガソリンに比べてスプリングが硬く、指定空気圧も上まわるために乗り心地はさらに硬いが、跳ねるような粗さは抑えた。一種の重厚感が伴って質の高さを感じる。このようにガソリンとディーゼルの乗り心地は一長一短だ。

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最終更新:8/9(水) 10:55
オートックワン