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無痛分娩、過度に恐れる必要はありません 麻酔科医の視点から

8/9(水) 6:06配信

BuzzFeed Japan

私は麻酔科医をしています。産科の麻酔に興味があり、約10年前から無痛分娩を勉強してきました。自分自身も第2子を無痛分娩で出産し、痛みが和らぎ、落ち着いて出産できることの素晴らしさを実感しました。現在、産科と協力して妊婦さんに無痛分娩を提供しています。

最近、無痛分娩後に妊婦さんが急変し、死亡したり重い障害を残したり、というニュースが相次いで報道されました。

1日には、厚生労働相が無痛分娩の重大事故が相次いで起きたことを受けて、産科麻酔の専門家らによる厚労省研究班を今月中に始動させて対策を検討し、安全体制を強化する方針を表明しました。

安全な無痛分娩とは何か、どうしたら広められるのか、無痛分娩を受ける側にも提供する側にもなったことのある麻酔科医として考えてみました。【寄稿・田辺瀬良美 / BuzzFeed Japan】

無痛分娩についてどこで調べられる?

昨年私の病院で妊婦健診を受けている98人に無痛分娩についてのアンケートを取り、55人が回答しました。約9割の方が「無痛分娩に興味がある」と答えました。

その一方で、「無痛分娩について調べたことがあるか」という問いには25%が「調べたことがない」、約60%が「友人の話を聞いた、インターネットで調べた」と回答していました。医師の説明を受けたことがある人は5%に満たないことがわかりました。

医学的に正しい情報を得ることが安心につながります。信頼できる情報元としておすすめしたいのが産科医と麻酔科医で運営されている日本産科麻酔学会のHPです。その中に「無痛分娩Q&A」というページがあり、硬膜外麻酔(後で詳しく説明します)という方法を用いた無痛分娩について絵入りでわかりやすく説明されています。ぜひ、参考にしていただきたいと思います。

他に、『無痛分娩のすすめ』(毎日新聞出版)という勝間和代さんの本は日本産科麻酔学会が監修しており、マンガもあってわかりやすくおすすめです。

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最終更新:8/9(水) 10:50
BuzzFeed Japan