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史上最高に「明るい」スパイダーマン映画はなぜ生まれたのか ジョン・ワッツ監督に聞く

8/9(水) 17:01配信

BuzzFeed Japan

「親愛なる隣人」――そのニックネームが示すように、スパイダーマンというキャラクターは世界的な人気を博し、映画化は8月11日公開の『スパイダーマン:ホームカミング』で6回目となる。今作は、悲劇的な展開の目につく過去の映画と比較して軽快なトーンでありながら、スパイダーマンの一貫したテーマである「力」と「責任」については、深く考えさせられる。制作の意図を来日中のジョン・ワッツ監督に聞いた。【BuzzFeed Japan / 朽木誠一郎】

アベンジャーズが真の「スーパーヒーロー」だとわかる証拠写真たち

スパイダーマン新作はアイアンマンら人気ヒーローと共演

驚異的な身体能力を駆使し、クモの糸を巧みに操ることで、街の平和を守るスパイダーマン。アメリカの大手マンガ出版社マーベル・コミックから原作が出版されたのは1960年代で、以来50年以上に渡り人々に親しまれている。

今作は『アベンジャーズ』シリーズに代表されるマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)、つまり同一の世界観の中で複数のスーパー・ヒーローが共演する作品群のひとつとして制作されたのが特徴だ。

抜擢されたのは気鋭の映画監督・脚本家ジョン・ワッツ

歴史あるキャラクターのリブート(再演)にあたり、若手俳優のトム・ホランドを主演に迎え、謎のヒーロー・スパイダーマン、そしてその正体である「15 歳のピーター・パーカー」を描き直したのは、気鋭の映画監督ジョン・ワッツ。

そして完成した『ホームカミング』の出来栄えは、これまでの作品と一線を画するものだった。過去作を観た人ならご存知だろうが、スパイダーマンの映画では、暗いストーリー展開も目につく。

例えば、家族の死、恋人の死、友人の死。近しい人が敵の正体だったこともある。自身の大切な人を助けられない、時には自らの手で死に追いやってしまう経験を重ねたピーターは、心に深い傷を負う、といったような。

しかし、今作ではそれが一転。主人公のフレッシュな「ティーン感」やコメディ要素と、原作コミック・過去作へのオマージュ、そして要所要所に登場するMCUのキャラクターたちにより、爽やかな仕上がりになっていた。

ただし、作品のテーマは深く、鑑賞後は「力」と「責任」について考えさせられる。緻密なプロットを作る上で、ワッツ監督が意図したこととは。BuzzFeed Newsは来日したワッツ監督を単独取材した。

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最終更新:8/9(水) 17:01
BuzzFeed Japan