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セバスチャン・オジェは残留か? 移籍か? 契約延長を熱望するMスポーツ/WRCニュース

8/9(水) 20:08配信

motorsport.com 日本版

 Mスポーツのチーム代表であるマルコム・ウィルソンは、セバスチャン・オジェをチームに留めておくために尽力し、彼を繋ぎ止められるまで諦めないと主張している。

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 今季よりMスポーツに加入したセバスチャン・オジェは、チームとの関係をさらに強めていくことを望んでいるが、そのためにもフォードがMスポーツの支援を行うこと、もしくはチームがタイトルスポンサーを獲得することを強く期待している。もしそれが叶わない場合、オジェがMスポーツから離れる可能性は高いという。

 2018年もMスポーツに留まりたいと考えているオジェは、9月までに将来を確定させることを望んでおり、そのスケジュール感はウィルソンの任務をより困難にさせている。

 ウィルソンは、次のように述べた。

「来季も彼と共に仕事をするために、あらゆる方法を探るつもりだ。基本的に彼を留めておくためにできる限りのことをする」

「セブと私はなんでも話す仲だ。今ある計画の全てと2018年に向けて行っている全ての仕事を彼に打ち明けた。今季も彼との約束を厳守しているし、同様に彼もそうしてくれている。この関係を継続させるためにもできる限りの手を尽くしている」

「早く物事を整頓したいと考えている彼に感謝している。私は可能な限り働き続けるつもりだ」

 今季よりMスポーツに加入したオジェは、その初戦で優勝し、ほとんどのイベントでトップ10入りしている。

 先月、オジェは将来について次のように語った。

「昨年のように10~11月まで待つことはできない。今は来年のことを考えているし、良いコンディションを継続していきたいという思いを隠したりしないよ」

オジェにはトヨタ入りの可能性も!?

 もしMスポーツが、オジェに納得できる条件を提示できなかった場合、残り3メーカーのうちの2メーカーいずれかを選択しなければならないだろう。

 ヒュンダイのミシェル・ナンダンは、来季オジェを起用する余地はないとmotorsport.comに明かしている。

「チームに余地がないため、来季彼と契約を交わすことはできない。今起用しているドライバーたちとは2018年末まで契約を交わしている。残念ながらここにセバスチャン・オジェを加えることはできない」

 シトロエンのチーム代表であるイブ・マットンは、今はまだ来季のドライバーラインアップについて詳細を話し合いたくないという。しかし、シトロエンはすでにクリス・ミークとクレイグ・ブリーン、ステファン・ルフエーブルと契約を交わしている。そしてセバスチャン・ローブと交渉しているとの話もある。

 シトロエンとしては、来季オジェを受け入れる体制を整えることもできるだろう。しかし、オジェが満足できる報酬を支払うことができるかどうかは別問題である。

 一方でトヨタならば、オジェが受け取っている報酬を維持することができるはずだ。さらにオジェにとって最も有望なマシンは、ヤリスWRCであるとみている人もいる。興味深いのは、トヨタのチーム内にこの手の話をしても、どちらとも取れないような返答しか得られないということだ。

 トヨタの内部事情に詳しい関係者は次のように語った。

「誰もがオジェを望んでいて、彼を獲得することができれば大量のポイントと素晴らしいパフォーマンスを手に入れることができると理解している。しかし、チームはすでに答えを出している。トヨタのエースであるヤリ-マティ(ラトバラ)は、オジェと再び仕事をすることを受け入れられるだろうか?」

「トミ(マキネン/トヨタのチーム代表)は満足できるチームを持っている。しかしそれと同じくらい、素晴らしいセバスチャンを加入させて、バランスを少し変えようとも考えているかもしれない」

 オット・タナクもトヨタの来季ドライバー候補として名が挙がっているひとりだ。

「彼は彼ら(トヨタ)と自由に話すことができる」とウィルソンは語る。

「しかし私としては、来季も彼を起用したい」

「2012年からずっとオットに投資してきた。別のドライバーを代わりに立てることなんて考えられない。私は簡単に彼を手放すつもりはないよ」

David Evans

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