ここから本文です

米モルガンS:日本での営業収益が外資トップに、ゴールドマン続く

8/9(水) 9:33配信

Bloomberg

米モルガン・スタンレーが日本で業務を営む外資系証券で、前期に営業収益と純利益を最も多く計上したことが分かった。日本のマイナス金利環境下で、仕組み債などの債券関連業務が好調だった。ゴールドマン・サックスが後に続いた。

モルガンSと三菱UFJフィナンシャル・グループの共同出資会社のうちモルガンSが過半数を出資するモルガン・スタンレーMUFG証券の2017年3月期の純利益は290億円、営業収益は1263億円と、外国証券10社の中でトップになった。各社が金融当局に提出した資料を基にブルームバーグが集計した。

ニューヨークに本拠を構えるモルガンSは、日本の機関投資家がマイナス金利環境下でより利回りの高い投資先を模索する中、世界の拠点網を使って日本国外の為替や金利に連動した商品を組成、販売。また国内の大型新規株式公開(IPO)の引き受けなどにより、3年間で最大となる収益を計上した。

モルガンMUFGのジョナサン・キンドレッド社長はブルームバーグの取材で、「グローバルなネットワークと経験を活用、顧客に対して国内外の多種多様な商品やサービスを提供している」と述べ、「現在、国レベルでの金融市場改革が進もうとしている日本には有望なポテンシャルがあり、われわれはさらにビジネスを成長させていく」と語った。

同社が8月1日までに金融庁に提出した資料によれば、債券関連業務からの受入手数料は437億円とその前の期から22%増加した。株式関連では九州旅客鉄道やLINEのIPOの主幹事を務めた。

ゴールドマン

米ゴールドマンは1年間で稼いだ収益の規模で外国証券で2位となった。2016年12月期の純利益は221億円で、収益は1226億円だった。今期は投資銀行業務が順調で、東芝の半導体事業の売却でフィナンシャル・アドバイザーを務めているほか、財務省による日本郵政株式の売却の際のグローバル・コーディネーターに選出されている。

1/2ページ

最終更新:8/9(水) 17:04
Bloomberg