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〔ロンドン外為〕円、110円近辺(9日)

8/10(木) 1:00配信

時事通信

 【ロンドン時事】9日のロンドン外国為替市場では、北朝鮮情勢をめぐる緊張の高まりから安全資産とされる円買いが先行し、円相場は約2カ月ぶり円高水準となる1ドル=109円台50銭台に上昇した。その後はリスク回避ムードがやや後退し、110円近辺に押し戻された。午後4時現在は109円90銭~110円00銭と、前日同時刻(110円70~80銭)比80銭の円高・ドル安。
 午前の円は109円60~80銭台で推移した。午後に入ると同56銭まで強含んだが、米労働生産性統計が予想比上振れしてドルが幾分買い戻されたほか、ティラーソン米国務長官が「ここ2、3日の(米国と北朝鮮の間で交わされた)発言を憂慮していない」などと述べたと伝わり、市場の慎重姿勢が幾分和らいだ。この結果、円は110円17銭まで売られた。
 英CMCマーケッツのアナリスト、マイケル・ヒューソン氏は「朝鮮半島情勢をめぐる緊張の高まりは珍しくなく、市場関係者にとっては数年来(売り買い)材料の一つだ。しかし今回の緊張激化は、ホワイトハウスの主が(外交)経験に乏しく、ツィートと記者会見を通じて政策を遂行する傾向があるだけに、政策的な誤りの可能性がある。金融市場が安全第一のアプローチを取ったのはこのためかもしれない」と指摘した。
 ユーロの対ドル相場は1ユーロ=1.1740~1750ドル(1.1735~1745ドル)。対円では同129円10~20銭(129円95銭~130円05銭)。
 ポンドは1ポンド=1.2990~3000ドル(1.2955~2965ドル)に上昇した。スイス・フランは1ドル=0.9655~9665フラン(0.9755~9765フラン)。

最終更新:8/10(木) 2:26
時事通信