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山中、衝撃告白!危機的スランプ乗り越えていた「何とか戻せた」/BOX

8/10(木) 7:00配信

サンケイスポーツ

 日本歴代1位タイとなる連続13度目の防衛を目指す王者の山中慎介(34)=帝拳=が9日、東京都内の所属ジムで練習を公開し、最近まで危機的なスランプに陥っていたことを明かした。過度に高いモチベーションによる疲労の蓄積が原因という。この日の練習では軽快な動きを見せ、その不安を払拭した。

 歴史的な一戦を前に、山中が意外な事実を告白した。一時、深刻なスランプに陥っていたというのだ。

 「何とかベストなコンディションに戻せたけど、一時は調子が上がらず不安になった」

 異変を感じたのは7月中旬だった。スパーリングの際に思うように体が動かず、フィリピン人パートナーのパンチを浴びてしまう。「これまでにない危機感があった」と大和心トレーナー(41)が青ざめた表情で振り返るほどの状態だった。

 「記録は意識しない」が口癖の王者だが、同級1位の最強挑戦者、ルイス・ネリ(22)=メキシコ=を迎えるV13戦。無意識のうちにモチベーションが高まっていた。通常通り試合の2カ月前から実戦練習を始めたが、飛ばしすぎたようで疲労が過度に蓄積した。

 7月20日には試合前最長の10回のスパーリングを強行し、「腰に張りがあって、引っかかる感じで足が動かなくなった」。その後はスパーリングのラウンド数を減らしたことで体調は回復。公開練習では軽快な動きを見せ、調整失敗の危機を乗り越えた。

 1980年に13連続防衛を成し遂げた具志堅用高に並ぶ国内歴代1位の連続防衛記録がかかるほか、KO勝ちすれば世界戦でのKO勝利数10で内山高志に並んで1位になる。“ダブル1位”がかかる一戦に「もちろんKO勝ちが理想だけど、ネリを倒すことだけを考えている。勝てば記録もついてくる」と無欲を強調した。