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近代の逸品工芸を紹介 高岡で国立近代美術館所蔵品展

8/10(木) 11:17配信

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 東京国立近代美術館工芸館(東京・千代田区)の所蔵品から、近代日本の名品を紹介する企画展「工芸の躍動 東京国立近代美術館工芸館名品展」の開会式は9日、高岡市美術館で行われた。国内随一のコレクションから選び抜いた作品が並び、10日から9月10日まで一般公開する。

 工芸館は、国内外の優れた近現代工芸、デザイン作品を約3700点所蔵している。企画展には工芸館の85点と、高岡市美術館の5点の計90点を展示した。金工、漆芸、陶芸、染織、木竹工、ガラス、オブジェなど、明治から現代までの代表的工芸作品を、「素材」「装飾」「民藝」「伝統」「機能」「芸術表現」のテーマ別に紹介する。

 高岡ゆかりの作品では、国指定重要無形文化財保持者(人間国宝)の故金森映井智さんの「象嵌(ぞうがん)鋳銅花器」、鋳型に異なる金属を流し込む吹分(ふきわけ)技法の第一人者、般若保さんの「吹分盤」、現代の芸術表現を追究する金属作家、畠山耕治さんの「八つの面」などが並ぶ。

 開会式で梅崎幸弘高岡市市長政策部次長、神代(かみよ)浩東京国立近代美術館長、板倉北日本新聞社長があいさつし、磯部賢県生活環境文化部長が祝辞を述べた。出席者は工芸館の北村仁美主任研究員の解説を聞きながら作品を見学した。元市美術館長の久泉迪雄さん(90)=富山市山室=は「品格のある作品が多い。前衛的な作品もあり、工芸の幅広い世界を楽しめる」と話した。

 開館時間は午前9時半~午後5時。東京国立近代美術館、高岡市美術館、北日本新聞社主催。