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【楽天】茂木、初球ガツンで今季6本目の先頭打者アーチ リーグ記録まであと2本

8/10(木) 6:04配信

スポーツ報知

◆楽天6―5日本ハム(9日・コボパーク宮城)

 信念を貫いたからこその、“まさか”だった。だから茂木の狙いは違ってもフルスイングが上回った。1点を追う初回先頭の初球。早大の1学年先輩・有原の138キロカットボールを振り抜いた。同点に追いつく先頭弾で打線に勢いを与え「初球を狙っていましたが、ストレートのタイミングに合わせてました。ホームランはたまたまですね。自分でもビックリです」と驚きを隠せなかった。

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 先頭打者本塁打は2試合ぶり6本目。1番に定着したのは今季からで、昨季はシーズン7発だったプロ2年目の23歳が強力イヌワシ打線の切り込み隊長だ。福本豊、西岡剛(現阪神)らが持つ8本のパ・リーグ記録にあと2本、桐蔭学園高の先輩でもある高橋由伸(現巨人監督)が持つ日本記録の9本も射程に入れた。

 ほぼ経験がなく「しっくりこない」と嘆いていた1番打者。チームで1番最初に打席に入る打者として、ボールを見極めて攻略のヒントを示す役割も求められるが、初球からフルスイングの姿勢は変えなかった。「自分は振っていかないとタイミングは合わない。だから1球で仕留めるつもりで打席に入っている」。そんな理想が実現した今季2本目の初回初球弾だった。

 6月中旬から右肘骨挫傷で約1か月半離脱。いまだに違和感が残り守備に就くことはできていない。それでも「チームに迷惑がかかるので早く守らないといけない」と責任感も後押しして、1週間前には20メートルも投げられなかったが、今ではシートノックにも参加。守備の復活も間近だ。

 強力な切り込み隊長は4戦3発と、勢いを失いかけていたチームに再び活気を与えた。雨天中止となった前夜に「マイナス1ゲーム差」で1週間ぶりに首位に浮上。前半戦で茂木と最強コンビを組んだ2番・ペゲーロも復帰目前で、明るい材料も増えてきた。「今日は(調子が)上がってきた感じがする」。自信のこもった言葉が頼もしかった。(安藤 宏太)

最終更新:8/20(日) 8:06
スポーツ報知