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【茨城知事選】過去多くが「信任投票」 本格的選挙戦、投票率は不透明

8/10(木) 7:55配信

産経新聞

 知事選は、現職の橋本昌氏(71)と、いずれも新人の大井川和彦氏(53)=自民、公明推薦、鶴田真子美氏(52)=共産推薦=の3人が立候補を表明している。橋本氏が現役最多の7選を果たすか、新人が阻止するか。過去6回の知事選を振り返る。

 橋本氏の初当選は平成5年、ゼネコン汚職による前知事辞職に伴う出直し選挙だった。知名度で上回る対抗馬の前水戸市長に苦戦を強いられたが、自民党などから推薦を受けた橋本氏が強固な保守地盤を背景に約3万5千票差で辛勝した。一方、出直し選挙にも関わらず投票率は40%を下回り、有権者の関心の低さが目立った。

 2選、3選は自民党など各政党の推薦に加え、各種団体から支援を受けた橋本氏が共産党系候補を圧倒。4選は、「推薦は原則3期まで」とする自民党の規定があるにもかかわらず、同党県連が橋本氏を推薦。“郵政選挙”との相乗効果もあり、知事選史上最多の108万票余りを獲得した。

 5選では「多選の是非」が争点になり、自民党県連が一転して対抗馬を擁立。候補者6人が乱立する混戦となったが、各種団体から支援を受けた橋本氏が安定した戦いぶりを見せた。自民党県連は、敗北の責任を取って幹部が辞任する事態に発展した。6選は同党県連が候補者を擁立できず、31・74%という低投票率の中、橋本氏が共産党系候補を圧倒した。

 関係者は「初当選と5選以外は『信任投票』だった」と分析し、「今回は本格的な選挙戦となるが、投票率が上がるかは不透明だ」と語った。(丸山将)

最終更新:8/10(木) 7:55
産経新聞