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松山 前週Vから「後戻りしてる」 初のメジャー制覇へノリノリと思いきや…

8/10(木) 6:03配信

デイリースポーツ

 「米男子ゴルフ・全米プロ選手権」(10日開幕、クウェイルホロークラブ=パー71)

 10日に開幕する全米プロ選手権でメジャー初制覇を目指す松山英樹(25)=LEXUS=が8日、母校・東北福祉大の先輩でもある谷原秀人(38)=国際スポーツ振興協会=と練習ラウンドを行い、18ホールを入念にチェックした。ラウンド後は自身のショットの状態を「後戻りしている」と不安視し、大きく変わったコースを警戒した。

 声を上げて笑うその表情からは余裕すら感じさせた。前週のブリヂストン招待で米ツアー今季3勝目。その勢いに乗り、威勢のいい言葉が出るかと思いきや、ホールアウト後にショットの感触を問われた松山は顔を曇らせた。

 「後戻りしてるんで、それをまた上げられるように頑張りたいなと思います」

 5つのバンカーが口を開けて待つ14番パー4(344ヤード)では第1打で3Wとドライバーを打ち比べ。第2打では3つのバンカーからそれぞれグリーンを狙うなど、トラブルを想定した練習も忘れなかった。

 世界ランキング3位で臨む今季メジャー最終戦。公式ガイドでは「注目の25人」として3番目に紹介され、米ツアー公式サイトの優勝候補ランキングでは1位に挙げられている。日ごとに膨らむ周囲の期待。しかし、その実感を問われた松山は「分からないです」と無表情のまま、短く答えただけだった。

 今大会のコースは、米ツアー「ウェルズ・ファーゴ選手権」の開催地としても知られる。松山は昨年まで3年連続で出場しているが、全ホールのグリーンの芝が張り替えられ、最初の5ホールのうち4ホールが改修、新設。前日もアウト9ホールを回っている松山も「別コースですね。グリーンだけじゃなく、フェアウエーもラフも変わっている」と話すほどだ。

 ラウンド後はいつものように練習場へ直行した。「ショットがカギになってくるかなと思います。自分のいい状態に戻せるようにやるだけ」。過去の栄光は振り返らない。その目は常に前を見据えている。