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カズさんの言動で改めて感じた「プロ選手としてのあり方」

8/10(木) 16:31配信

東スポWeb

【武田修宏の直言!!】先週、カズさん(三浦知良)の練習を見に、横浜FCに行ってきたんだけど、改めてプロ選手ってどうあるべきかを感じさせられたね。

 カズさんは現在、ケガをしていて試合には出ていないけど、練習は黙々とこなしていた。そこでやっていたのは1対1の守備練習で、結構きつそうな内容。それを見ていると、やはり試合よりも練習のほうが何倍も大変だし、試合に出るための練習は重要なんだと思ったよ。カズさんはそれを50歳でやっているんだからね、頭が下がるよ。
 同い年の私としては、やはりカズさんがどんなモチベーションで今、サッカーをやっているのかが気になるので、そのへんを聞いてみたんだ。そうしたらカズさんは「試合に出たい。それだけだよ」と。あくまでシンプルな答えだった。その気持ちは私と一緒にプレーしていたころと何一つ変わっていない。

 もう少し話を聞きたいところだったんだけど、カズさんはここで話を切り上げた。今はケガをしていて試合に出ていないということもあって、あまり多くを語ることをやめているようだ。

 カズさんは春にケガをした際、その時点でイベントなどのオファーも全部断り、取材も極力控えていたと聞いた。「やっぱり選手はグラウンドだよね」というのがカズさんのモットーだから、そうした行動にもプロフェッショナルを感じたよ。

 多くのファンやサポーターだけでなく、私も一番聞きたいのが「来季以降も現役を続けるのか」ということ。残念ながらその核心には触れられなかったけど、練習を見ているとまだまだやれると思わずにはいられない。シュートは若い選手と比べても断然うまいし、自分の形を持っているのは大きい。それは何年たっても変わらないものだからね。

 真摯にサッカーに取り組み、自分と向き合っているカズさん。今、横浜FCは前半戦の勢いが落ちつつあるけど、J1昇格争いが激化する後半戦にカズさんの力が必要になる時が来るはずだよ。

 (元日本代表FW)

最終更新:8/10(木) 16:31
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