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宮城県警若手警官らが似顔絵講習会

8/10(木) 7:55配信

産経新聞

 県警は9日、容疑者の似顔絵作成に従事する警察官の技術向上などを図ろうと、「捜査用似顔絵作成講習会」を開いた。県警各署の若手警察官ら約25人が参加。遺体の似顔絵を描き、身元の特定などを行う鑑識課の安倍秀一鑑識技能伝承官の講義を受けた後、参加者は容疑者とされる人物の似顔絵を描いた。

 参加者は実際の捜査手法と同様、目撃者役の職員から聞き出した情報を元にたたき台となる似顔絵を作成。目撃者役に似顔絵を見せ少しずつ修正し、実際の顔に近づけた。

 県警では昭和52年ごろまでモンタージュ写真を捜査に用いていたが、同年発生した通り魔事件で、目撃者の証言を元にした容疑者の全身画を活用し、事件を解決に導いたことをきっかけに、似顔絵を導入した。

 鑑識課によると、モンタージュ写真は、実際の容疑者の顔と異なる点があった場合、写真の印象に引きずられ、実際に目撃しているのに「見たのは別人だった」と錯覚を起こし、情報が集まりにくいという。

 また、似顔絵はモンタージュ写真に比べて作成に特別な機器が必要でないことや、証言のうち確実性の薄い部分はぼかし、確実な点はしっかりと描けることなどが利点だという。

 安倍伝承官は「目撃者の記憶から容疑者の特徴を引き出せるか。その特徴を絵で表現できるか、それが難しい」と話した。

最終更新:8/10(木) 7:55
産経新聞