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<夏の高校野球>逆転劇で8年ぶり白星 日本航空石川

8/10(木) 17:51配信

毎日新聞

 〇日本航空石川(石川)6-5木更津総合(千葉)●(10日・甲子園、1回戦)

 強い打球が三遊間を抜けていくのを確認すると、日本航空石川の上田は走りながら右拳を握った。追いついた直後の九回2死一、三塁、第4打席までで無安打だった4番が勝ち越し打。2死からの4連打を含む6長短打で4点を奪う、鮮やかな逆転劇だった。

 木更津総合の先発・山下は最速149キロ左腕。対策としてマシンを150キロに設定して目を慣らしたほか、普段より2メートル近づけた打撃練習を実施した。さらにこの日、中村監督は石川大会で下位だった原田を「直球に強い」と3番に起用した。采配も的中した。

 その原田は一回に先制の左前打を放ち「直球狙いで変化球に対応できて楽になった」。八回も左前適時打。2点を追う九回2死満塁は、初球を右前に運ぶ2点打で同点に。計4打点を挙げた。

 九回の攻撃前に中村監督は、左打者に変化球、右打者に直球を狙うよう指示した。実際、左の上田はスライダー、右の原田は直球をとらえたものだった。

 主将の三桝は「春先の試合では一球で仕留められなかったら交代することもあった。それがこの場で生きている」と強調する。石川大会準決勝は星稜相手に八回に5点差を追いつき、延長十一回に上田の決勝打でサヨナラ勝ちした。甲子園でも九回2死という土俵際からの集中打で8年ぶりの白星をたぐり寄せた。【倉沢仁志】

最終更新:8/10(木) 18:06
毎日新聞

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