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<夏の高校野球>初勝利はスクイズから 聖心ウルスラ

8/10(木) 20:23配信

毎日新聞

 〇聖心ウルスラ(宮崎)5-2早稲田佐賀(佐賀)●(10日・甲子園、1回戦)

 喉から手が出るほどほしかった先制点はスクイズから生まれた。聖心ウルスラにとっての甲子園初得点は小田原監督が「めったにしない」という思い切った作戦で奪った。

 二回。連打と犠打で1死二、三塁の好機を迎えた。上村の打席の2球目にスクイズのサインが出た。早稲田佐賀の安在の緩い変化球は外角に大きく外れたが、165センチの上村が精いっぱい腕を伸ばして食らいつく。投前に転がし、三塁走者を生還させた。決めた上村は雄たけびを上げて喜んだ。

 上村はこの場面にうってつけの男だった。本職は控え投手だが、二塁の守備に加え、バント技術が高い。チームのバント練習の比重は高くないが、小田原監督から「器用だから」と今夏、初スタメンに抜てきされ、指揮官の思惑に見事応えた。

 初出場した12年前は駒大苫小牧(南北海道)相手に2安打に抑えられて完封負け。当時、責任教師だった小田原監督は「気がついたら負けていた」と振り返る。

 「僕たちが新しい歴史を作りたい」と先輩の思いを胸に、有言実行した上村は「初勝利はうれしい。目の前の1戦に集中する」。ウルスラの夏はここから始まっていく。【生野貴紀】

最終更新:8/11(金) 7:54
毎日新聞

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