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内閣支持率、改造効果は限定的=遠い信頼回復

8/10(木) 19:28配信

時事通信

 時事通信の8月の世論調査で、内閣支持率は前月比6.7ポイント増の36.6%となり、危険水域とされる2割台の水準を一応は脱した。

 ただ、不支持率は44.1%で支持率を上回ったまま。調査の時期と重なった内閣改造の効果は限定的だったようで、安倍晋三首相の信頼回復の道のりは遠い。

 調査結果に関し、政府・自民党内では「駄目な人が閣外に去ったことが評価された」(関係者)と前向きに受け止める声が上がる一方、回復が続くのか楽観できないとの空気も広がる。党幹部は「一つ一つやっていくしかない。近道はない」と語った。

 実際、不支持の理由を見ると、「首相を信頼できない」とする回答は26.7%で、7月調査(27.5%)とほぼ同水準だった。首相に対する国民の不信の根深さがうかがえる。

 支持を政党別に見ると、自民党支持層は前月比5.9ポイント増の76.0%だった。公明党支持層では同13.8ポイント増の45.5%と再び支持が不支持を上回った。与党支持層に限ると持ち直しているように映るが、無党派層では支持率24.1%に対し、不支持率は50.7%と、なお開きがある。

 年代別の支持率では、50~70代以上で前月比9ポイント以上回復したが、政権の高支持率をけん引してきたとされる若い世代では大きな伸びが見られなかった。20代以下は前月比0.1ポイント減、30代は0.7ポイント減、40代は2.1ポイント増にとどまった。

 政府関係者は「スキャンダルが出ず、外交で結果を出していけば、『やはり安倍政権』という雰囲気になる」と再浮揚へ期待感を示すが、初入閣の江崎鉄磨沖縄・北方担当相が失言し、早くも首相が擁護に回った。閣内にリスクを抱え込んだ形で、自民党内では「今後の答弁が心配だ」と危惧する声が出ている。 

最終更新:8/10(木) 19:35
時事通信