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【関屋記念】初タイトルへ熱気“ム~ン”ムン!

8/10(木) 9:08配信

サンケイスポーツ

 サマーマイルシリーズ第2戦、関屋記念の追い切りが9日、東西トレセンで行われた。重賞初Vを狙うブラックムーンは栗東CWコースで時計こそ平凡ながら切れのある走りで万全の仕上がりをアピール。美浦ではウキヨノカゼ、メートルダールが絶好の動きを披露し、サンケイスポーツ調教評価で最高の『S』となった。

 今度こそタイトルは逃さない。1番人気に推された中京記念で3着に敗れたブラックムーンが、活気十分の動きを披露。重賞初Vへの態勢を整えた。

 「テンから飛ばさず、上がり重点は予定通り。しまいだけやったけど、いい動きだったね」

 西浦調教師が満足そうな表情を見せた。CWコースで前半からリズムのいい走り。しっかりと折り合い、上々の手応えで直線に向くと、ゴール前はシャープに伸びラスト1ハロン12秒4で駆け抜けた。全体の時計(5ハロン70秒8)こそ遅かったが、夏場の中2週を考慮し、やや余裕を持たせた調整。陣営が思い描いていた通りの追い切りだ。

 「前走後のダメージがないことはないが、うまく調整できている。前走で体が増えていた(10キロ増)のは良かったし、状態は上向いているよ」

 休み明け3走目で上昇カーブを描く愛馬に、トレーナーは目を細めた。

 5歳を迎え、弱点だったトモ(後肢)の甘さが解消されるとともに、精神面でもメリハリがついてきた。2走前の米子Sを1分31秒9のコースレコードで快勝。実戦でも本格化をアピールした。前走は、良馬場発表とはいえ、レース前の雨の影響でやや緩い馬場状態。自慢の末脚を生かし切れなかったが、それでも後方からメンバー最速の上がり3ハロン33秒9で追い上げた。その内容を、西浦調教師は評価する。

 「得意ではないあの馬場状態のなかで、あそこまで押し上げたし、よく頑張ったと思う。本当に力をつけてきているね」

 新潟はぐずついた天気が続いているが、日曜は「曇り時々晴れ」の予報。今開催の芝は状態が良く、ブラックムーンの切れ味を今度は存分に発揮できそうだ。指揮官は言葉に力を込める。

 「レースはどんな流れになるか分からないけれど、直線の長いコースはいいし、良馬場で自分のリズムで運べれば」

 強力な先行勢もいる今回は展開も向きそうだ。充実の夏を迎えた5歳馬が、越後路で素質を開花させる。 (斉藤弘樹)

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