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認可外保育園で1歳児が指切断の大けが 「それで?」と言われ…両親が刑事告訴

8/10(木) 19:55配信

BuzzFeed Japan

千葉県市川市の認可外保育園で今年6月、当時1歳2カ月の女児Aちゃんが引き戸に指を挟まれ、右手の薬指が爪の根元部分でほぼ切断されるという事故が起きた。神経も骨も切断され、一部のひふがかろうじて繋がっているという大けがだった。【BuzzFeed Japan / 渡辺一樹】

ところが事故後、園側は、両親の弁護士に「(事故の重大さを)ちゃんと分かっていますか?」と問われ、「分かってますかって、あなたにそういうことを指摘されなきゃならんようなことがありますか」と発言。

両親はこうした対応は不誠実だとして、保育園の園長を業務上過失傷害で刑事告訴。また、園の監督官庁である千葉県子育て支援課に、改善勧告を申し入れた。父親と代理人弁護士が8月10日に千葉県庁で記者会見し、明らかにした。

どんな状況だった?

Aちゃんがケガをしたのは2017年6月2日。千葉県市川市の認可外保育園「ぽんておうちえん」の室内だった。

保育園側が作った事故報告書によると、Aちゃんは朝8時30分頃に登園。おやつを食べた後、自由に遊んでいた10時45分ごろに、室内にあった収納スペースの引き戸に指を挟まれた。

保育室の広さは約70平方メートルで、パーティションでいくつかに分かれている。当時、Aちゃんと同じエリアには、園児が4人と保育士と園長がいた。

父親(会社員・35歳)は、園側から次のように説明を受けたという。

収納スペースの中に、Aちゃんと一緒に遊んでいた男児2人が入っていた。中にいた男児が木製の引き戸を急に開けてしまい、扉と扉の間にAちゃんの指が挟まれてしまった。

園側の報告書には、発見時の様子として、「びっくりしたように泣き出す。だっこして少し落ち着いたのでそのまま病院へ」と書かれている。

駆けつけた先の病院で……

女児の父親は、仕事を抜けて駆けつけた先の救急病院で、医師から「(娘さんの指は)神経も骨も切断されている状態です。元通りくっつくかわかりません。付かない場合には、腐って落ちてしまいます」と告げられた。

両親は大きなショックを受けた。

「なんで娘がこんな目に遭うんだ、そういう気持ちでいっぱいでした。妻はできれば(娘と)代わってあげたいと言っていました。私も同じ気持ちです」

幸いなことに、縫合手術で指は繋がったが、指先が変形。爪は術後に剥がれ落ち、新しく生えてきた爪も通常とは違う形だという。

父親は「完治とは言いがたい」として、「楽器を弾いたり、指先の繊細な動きが必要とされた場合、ちゃんとできるのか後遺障害の心配をしています」と話した。次は9月下旬に通院する予定だという。

なお、園長は当初、ケガの深刻さに気付かず、Aちゃんを保育園近くの「皮膚科」に連れて行った。そして皮膚科の医師の判断で、松戸市の救急病院まで、タクシーで搬送された。

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最終更新:8/10(木) 20:15
BuzzFeed Japan