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戦時中の意思伝達を考察 「海辺の生と死」の越川監督出演 ヤフー「未来に残す戦争の記憶」トークイベント

8/10(木) 13:00配信

南海日日新聞

 戦争の記憶と記録をネット上のコンテンツで残す取り組みを続けているIT大手ヤフー(東京)は1日、東京千代田区の本社イベントスペースで「未来に残す戦争の記憶・手紙から読み解く、戦時中のコミュニケーション」と題してトークイベントを開催した。奄美を舞台にした映画「海辺の生と死」を製作した越川道夫監督も出演し、戦時中の意思伝達について考察した。

 トークイベントは2部構成。越川監督は映画のロケ地となった加計呂麻島と奄美大島のこと、ロケ地で暮らす人々とのコミュニケーションについて報告。「地域と人々、自然が重ねた歴史に敬意を持って接する。自分(映画製作者)の都合で地域は回っていない」と、映画製作の理念を述べた。

 2部は専修大学(東京)の新井勝紘元教授が戦地と本土をつなぐ「軍事郵便」について報告した。軍事郵便の歴史は日清戦争(1894~95年)までさかのぼる。太平洋戦争時、軍事郵便は戦地まで10日ほどで届いたという。新井さんは軍事郵便のシステムを紹介しながら「家族への愛情のこもった手紙は胸に詰まるものがある」と述べた。
 ヤフー本社イベントスペースでは15日まで軍事郵便を展示している。

奄美の南海日日新聞

最終更新:8/10(木) 13:00
南海日日新聞