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<私立高校、学費以外でかかるお金>(5) 放課後学習費用

8/10(木) 17:40配信

ファイナンシャルフィールド

私立高校に通うようになると、大学進学を視野に入れる方も多いと思います。高校の授業の予習復習をどのようにやればいいのか、大学受験に向けた学習をどのように進めれば良いのか、私立高校ではそれを放課後にサポートしてくれる制度を備えている学校もあります。

利用は任意で申込制。内容は学校によりさまざまです。有料なので、利用をする場合は学費以外でかかるお金として考えておきましょう。

学校の中で予備校の授業が受けられる

放課後の時間に、7限目や8限目として塾や予備校の講師が学校に来て授業を行ってくれます。娘が通っていた私立高校では、1講座あたり2,000円位でした。

<メリット>
・塾や予備校の授業が学校で受けられる
・学校から移動しないので、通学に時間をかけずに済む。
・移動の交通費もかけずに済む
・学校のカリキュラムに合わせて授業を行ってくれる
・定期テスト対策をしてくれる
・大学受験に合わせた授業を行ってくれる
・塾や予備校に通うよりも費用が格段に安い。諸経費もかからない

<デメリット>
・講座数に限りがあるので、受講したい内容の授業があるとは限らない
・4月に通年での申し込みをするで、年度の途中からや短期間での利用は難しい

サポートの整った自習室がある

自宅では誘惑がたくさんあり、勉強が思うように捗らない人もいると思います。集中して勉強したい人が利用できるように放課後自習室があります。
娘が通っていた私立高校では、1カ月8,000円でした。

<メリット>
・学生チューターやマネージャーが学習をサポートしてくれるので、わからないところは、すぐに聞くことができる
・集中して勉強ができる
・授業の予習復習、宿題ができる
・時間内であれば、入退室は自由にできる
・映像教材(e-ラーニング)をいつでもどこででも見ることができる

<デメリット>
・4月に通年での申し込みをするので、年度の途中からや短期間での利用は難しい

予備校講師の授業を夏期講習で受講することもできる

学校の夏休み期間中に、予備校講師による夏期講習もありました。娘が通っていた私立高校では、8日間コースが主で、費用は5,000円位でした。

<メリット>
・学校で行うので、交通費が別途かからない(定期券が切れていない場合)
・通いなれた校舎で、友達と一緒に受講することができる
・他学年の講座も受講可能で、自分の学年以外の内容の予習や復習ができる

<デメリット>
・8日間(1日100分)なので進度が早く、すべてを網羅するのは難しい
・学校の授業のおさらいに近い内容が少ない
・受講希望者が少ないと、申し込んだ講座が開講されない可能性がある
・天災で休講になっても返金されない

活用しきれるかは本人次第

塾や予備校と比べると受講料は格段に安く済みます。上手に活用すれば、支出をかなり抑えて大学受験に備えられる制度です。

申し込みは任意なので、自分がどの方向を目指すのか早め早めに考えていくことが必要になってきます。

本人が自分でどんどんカリキュラムを組んでいかないといけないので、受け身でのんびりしていると締切日が過ぎてしまっている場合もあります。

予備校講師の授業は難易度が高く、苦手分野の講座があるとは限らないので、内容を吟味して活用していきましょう。



Text:名取 真由美(なとり まゆみ)
2級ファイナンシャル・プランニング技能士、AFP認定者
FPまゆ事務所 代表

ファイナンシャルフィールド編集部