ここから本文です

来年からフランスGP開催のポール・リカール。名物コーナーの”シーニュ”を現代F1マシンはアクセル全開、340km/hで通過?!

8/10(木) 9:57配信

motorsport.com 日本版

 F1は来年、10年ぶりにフランスに戻ることになる。オーストリア、イギリスとの3連戦の1つ目として、6月24日にポール・リカールで決勝が行われる。

【写真】ポール・リカール、2018年フランスGP開催時のサーキットレイアウト案

 テスト専用サーキットとしても使われていたポール・リカールは多彩なコースレイアウトを持つことで知られるが、フランスGPのオーガナイザーは5.8km以上のコース長を持つ、フルコースをF1で使用することを決めた。このレイアウトでは、全体の4割近くを占めるロングストレート、ミストラル・ストレートの真ん中にシケインが設けられている。

 それにもかかわらず、FIAが行ったシミュレーションでは、シケインの前までにマシンが時速340kmに達することを示しているという。

 フランスGPのマネージングディレクター、ジル・デュファイニュは「FIAはスピードに関する調査を行い、シケインの前までにマシンは時速340kmに達することがわかった」と語った。

「上り坂1.8kmのロングストレートの間、エンジンが最高回転数で回り続けることを避けるために、ストレートの中盤にシケインが追加された。また、我々はオーバーテイクを促進するエリアを追加したいとも考えていた」

「そうすることによって、マシンがフルスピードに達する直線を3本生み出すことができる。ビッグブレーキングをするターン1とターン8、そして全開でターンするシーニュの前だ」

「FIAによれば、シケインまでに時速343kmに到達するという。シーニュのエイペックスでもアクセルは全開、通過速度は時速343kmだ。そしてドライバーたちは、レース中DRSを使わずにシケインでオーバーテイクをすることができると、私たちに言ってきた」

「オーストリアGPの週末、我々はルイス・ハミルトンやセバスチャン・ベッテル、フェルナンド・アロンソなどのドライバーに、サーキットの新しい構成を提示した。彼らはそれを気に入っていたし、全長5.8kmの設定が良い選択だと言っていた」

 ポール・リカールは、2018年から5年間のF1開催契約に合意している。かつては1971年から1990年までF1を開催しており、その後はマニクールが2008年までフランスGPを開催したが、それ以降はフランスではF1が開催されていなかった。

 現代のF1マシンはすでにポール・リカールを走ったことがある。昨年1月に行われた、ピレリのウェットタイヤテストでフェラーリ、レッドブル、マクラーレンがマシンを走らせている。

 ポール・リカールは主にテストで使用されるサーキットであり、レースの前に必要とされる最大の投資はグランドスタンドになるだろう。

「サーキット自体については、マイナーチェンジにとどまる」とフランスGPオーガナイザーチームの一員、アルナード・ペリカードは付け加えた。

「FIAの点検を2、3カ月前に受けたが、今年の冬に我々が行うのは縁石に関するわずかな変更のみだ」

「このサーキットはすでに長い間F1グレードとなっており、大きな変更はない。もっとも重要な投資はスタンドになるだろう。それが一番大きい」

 オーガナイザーはグランドスタンドで4万から4万5千人、一般席で2万から2万5千、合計6万から6万5千人という、”保守的”とも言えるキャパシティ確保に取り組んでいる。

Lawrence Barretto