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最初のローンは夫婦共同購入。次は夫だけのローン。最初の妻のローンは?

8/10(木) 18:10配信

ファイナンシャルフィールド

転勤などの理由で購入したマンションを手放し、新しい引っ越し先でマンションを購入する、といった人も多いでしょう。

その際、現在居住中のマンションは夫婦でローンを組んだけど、新しいマンションは夫のみローンを組むので妻のローンは完済しなくてもいい、ということはあるのでしょうか?

抵当権がついたままになるのでNG!

マンションを第三者に売却する際には基本的には売る前に住宅ローンを完済しなければいけないと考えておきましょう。

なぜなら、完済してはじめてマンションについていた抵当権(万一住宅ローンが返済できなかったら、金融機関が競売などの手段を取り、物件を売却できるという権利)をなくすことができるからです。(仕組み上は、抵当権がついたままの物件を売却できますが、抵当権がある物件は買い手がつきにくいでしょう)。

また、「売却せずに貸し出す」となると自分の住居ではなくなるので、基本的には住宅ローンは認められずアパートローンなど住宅ローンよりも金利が高いものになるのが一般的です。

ローンを組む場合には、金融機関から家庭全体の借入状況をチェックされる場合もあります。夫だけがローンを組む場合でも夫婦の収入や妻のローン状況を見て、新しいローンが本当に返せるかどうか、金融機関が審査し判断することもあるのです。

つまり新しくマンションを購入するための審査が通るかどうかはケースバイケースです。

買い替えはタイミングが大切!

マンションの買い替えで注意したいのが、マンションを売りに出してから買い手が見つかり、実際にお金が入ってくるのは鍵を引き渡した後、ということです。

つまり、新しくマンションを購入しようと思っても、売却したお金を元手にと考えているなら、住む場所を引き渡した後になってしまいます。そのため、一時的に賃貸住宅に住むなどと何かしらの手を打たなければなりません。

不動産会社屋や金融機関に相談して、お金が入ってくるまでの繋ぎ融資を利用する方法もありますが、利子も必要なうえ、二重にローンを組むことになります。また、確実に売却できるとは限らないので注意が必要です。

また、子どもの学校関係などで引っ越し時期を3月半ばなどと考える人も多いですが、基本的には売買契約が成立したら1,2か月で引き渡しになります。権利が買主に移行しているので、売り主の都合で引き渡し時期を延ばしたり設定したりすることはできないケースが多いので、注意しましょう。

いかがでしょうか?マンションの買い替えには様々な制限や複雑な手続きなどが伴います。売却・賃貸、購入などの実行に移す前に、必ず不動産会社や金融機関、専門家に相談しましょう。


監修:西山 美紀(にしやま みき)
ファイナンシャルプランナー、ライター、コラムニスト

ファイナンシャルフィールド編集部