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木津桃、学校で採れた かほく・七塚小で初収穫

8/10(木) 1:41配信

北國新聞社

 かほく市七塚小で今年春から育ててきた「木津桃」の木が、十数個の実を付けた。木津桃は藩政期から昭和期にかけて校下の木津区で盛んに栽培された桃で、継承に一役買おうと敷地で若木の世話をしてきた。9日は5、6年生が赤く色づいた果実を味わい、郷土の特産を後世に伝える決意を新たにした。

 木津桃は濃いピンク色の花や、ピンポン球程度の大きさの甘酸っぱい果実が親しまれ、大正時代には同区で約4万本の木が植えられたとされる。戦時中、食糧増産のため桃園が畑に転用されるなどし、大幅に数を減らした。現在は地元有志が継承に努めている。

 七塚小では、木津桃を通じて地域への理解を深めようと、現在の6年生が今年3月、学校敷地に高さ1メートルほどの若木4本を植えた。うち1本が4月に花を咲かせ、5月には小さな実を付けた。6月から児童がほぼ毎日水やりなどをし、7月末に初めて果実を収穫した。

 9日は、学校と地元住民の畑で採れた木津桃約150個が用意され、越野正勝区長が桃の歴史などを説明した。木の世話をした6年生と、来年度の栽培を担う5年生の計約70人が果実を頬張り、素朴な甘さと酸味に笑顔を見せた。

 初めて食べたという平床将君(6年)は「普段食べる桃よりは甘くなかったけど、1年目から実がなってくれてうれしい」と喜んだ。

北國新聞社

最終更新:8/10(木) 1:41
北國新聞社