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「権藤、権藤、雨、権藤」でも行けなかった甲子園

8/10(木) 9:12配信

日刊スポーツ

<ニッカンスポーツ・コム/プロ野球番記者コラム>

 先日、日刊スポーツ紙面で健筆を振るう権藤博氏(78)がこんな話をしていた。

 「ナニ? お前は甲子園に出たのか? じゃあグラウンド3周だな。ナニ? お前は優勝投手!? じゃあ5周だってな(笑い)」

 詳しく覚えていなくて恐縮だが、おそらく近鉄の投手コーチを務めていた88年、89年頃の話だったと記憶している。

 権藤氏と言えば、98年に横浜(現DeNA)を日本一に導いた名将。今春のWBC投手コーチも務めた。現役時代は1年目からシーズン試合数の半分以上に登板。沢村賞と新人王をW受賞し、「権藤、権藤、雨、権藤」という流行語も生んだほどだ。

 プロの世界で数々の栄誉を手にしてきたが、鳥栖高時代は佐賀大会の準決勝で敗れ、甲子園に足を踏み入れることはなかった。

 冒頭のコメントはもちろんジョークだが、野球人にとって「甲子園出場」は1つの勲章であることは確か。台風の影響で1日順延となった甲子園が8日に開幕。球児にとっては年を重ねても色あせることない特別な経験になるはずだ。【阪神担当=桝井聡】

最終更新:8/10(木) 9:42
日刊スポーツ