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中田カウス・ボタン50年、危機を乗り越えてきた術

8/10(木) 20:08配信

日刊スポーツ

 今年結成50周年のベテラン漫才コンビ、中田カウス(68)ボタン(69)が10日、大阪市内で会見し、多様な危機を乗り越えてきた術を語った。

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 「僕ら、1週間で26回舞台を務めることもあるわけでね。4回公演終わってジム行って、筋トレしてストレッチして、プールで泳いで。そもそもね、漫才師の筋肉もつけなあかん。1回目も4回目も変わらないもがプロ。だからね、修羅場にも強いんです」

 カウスがまず、こうきりだし、50年を振り返った。芸人として、奔放に生きてきたボタンは、若き日に借金に追われ命がけで逃亡し、当のカウスは09年、金属バットで襲撃される事件に遭った。いまだともに、ジムへ通い、体形維持と筋力強化に努める2人だ。

 カウスは09年の襲撃事件にも触れた。

 「襲撃されても、すぐ(数日後に)復帰しましたからね。今日やられて、さすがに顔がはれてるから出れんか、と。でも(1週間出番の)楽日には復帰せんと、忘れられるからね」

 笑みを携え、事件を振り返る。復帰の舞台では、やんちゃでならしてきた相方のボタンを「お前(が犯人)やろ」とネタにし、爆笑もとった。「相方、お客さんに助けられ、ここまできたんですな」とも話した。

 助けたボタンもお互いさま。若き日には借金取りに追われ、舞台休演を余儀なくされたこともある。女性にも奔放だった。絶妙のコンビネーションで50年を生き抜いてきた。

 ボタンは「相方を頼り続けて50年ですからね」とも言い、互いに深い縁を感じている。血縁のない男性コンビで、半世紀も継続できるケースはまれ。互いに健康で、仲たがいもできない。その理由をカウスは「僕は長男星で、相方は8人兄弟の7番目。これ、長男同士やったらぶつかってたやろうし、どっちも末っ子やったら、周りにつぶされてた」と説明する。

 ボタンは香川、カウスは愛媛に1年違いで生まれ、年齢こそボタンが年長だが、長男気質のカウスがけん引してきた。そして、ともに練習好きで、稽古はいまだ欠かさない。

 カウスが「新ネタは今も年3~4本。ネタ合わせは絶対、やりますからね。ネタ合わせ、稽古をやらんようになったら、コンビは危ない。ネタ合わせ、練習に助けられてきたんかな。コンビ(解消)の危機は1度もなかった」と言うと、ボタンも大きくうなずいた。

 漫才を相方をこよなく愛する2人。カウスは13年から、上方漫才を全国に広めようと、「漫才のDENDO全国ツアー」を始め、今年10月30日の東京公演で、47都道府県を周り終える。

 この日、新たに「漫才のDENDOツアー」2周目を11月10日、大阪市中央公会堂からスタートすることも発表。カウスは「2周目の1発目、大阪公演の若手ゲストに、(不倫騒動の宮迫がいる)雨上がり決死隊、呼ぼうかな」と、いたずらっぽく笑っていた。

最終更新:8/10(木) 22:52
日刊スポーツ