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「偉業、未来に伝える」 伊東・按針祭式典70周年式典

8/11(金) 13:30配信

伊豆新聞

 伊東市最大のイベント「第71回按針祭」は10日、アダムス胸像への献花や国際色豊かな式典を行い、伊東でわが国初の洋式帆船を建造した英国人ウィリアム・アダムス(日本名・三浦按針)の偉業をたたえた。夜は伊東海岸一帯で海の花火大会が盛大に繰り広げられ、多くの市民、観光客が夜空を彩る大輪の花に見入った。

 式典は市観光会館で開かれ、姉妹都市の長野県諏訪市、友好都市の福島県広野町、イスマイリ州が友好交流都市のアゼルバイジャンの関係者をはじめ、近隣市町などから約650人が出席した。ステージ上には按針の肖像画、日本を含めた按針とゆかりのある4カ国の国旗が飾られ、出席者の代表が花輪を奉呈して按針の功績をたたえ、さらなる友好を誓った。

 小野達也市長は式辞で、按針が徳川幕府の外交顧問として日本の造船技術の発展に大きく寄与したことなどを紹介し、「今後も按針の功績を顕彰し、偉業を未来に伝えていくのが使命」と決意を述べた。

 按針祭はオランダ商船隊の航海長だった按針が徳川家康の命を受け、伊東松川の河口でわが国初の洋式帆船2隻を建造したことを記念する催し。このうちの1隻は、スペイン領フィリピン諸島総督、ドン・ロドリゴによって太平洋を横断した日本最初の洋式帆船とされる。

 ■9人、6団体を表彰 佃前市長には特別感謝状

 伊東市は10日、市観光会館ホールで市制施行70周年記念式典を開いた。70年の節目を祝うとともに、さまざまな分野で市の発展に貢献した功労者1人、有功者4人、一般の4人と6団体を表彰した。小野達也市長が賞状を手渡し、功績をたたえた。

 式辞で小野市長は、伊東市70年の歩みに触れながら「本市の発展に多大な貢献をされた皆さまの功績を長く後世に伝えていく。市民を代表して深く感謝する」と述べ、受賞者に敬意を表した。

 功労者は市議会6月定例会で2人を表彰することが可決されたが、前市長の佃弘巳氏は今後も市に貢献していきたいとして辞退した。佃氏には全国組織の要職を歴任し、市発展に多大に貢献したとして特別感謝状を贈った。

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最終更新:8/11(金) 16:08
伊豆新聞