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<世界陸上>サニブラウン7位入賞 ボルト18歳時上回る

8/11(金) 6:02配信

毎日新聞

 【ロンドン小林悠太】陸上の世界選手権は第7日の10日、ロンドン競技場で男子200メートル決勝があった。この種目でウサイン・ボルト(ジャマイカ)の18歳11カ月を更新する史上最年少のファイナリストとなった18歳5カ月のサニブラウン・ハキーム(東京陸協)が20秒63(向かい風0.1メートル)で7位入賞を果たした。2003年パリ大会で銅メダルを獲得した末続慎吾以来、14年ぶりの表彰台は逃した。日本勢の入賞は今大会初めて。優勝はグリエフ(トルコ)で20秒09だった。

【写真特集】サニブラウンが7位入賞を果たした男子200メートル決勝

 ずっと目指してきた舞台にサニブラウンの胸ははずんだ。「とことん楽しんでやる。できるだけ行く」と果敢に攻めた。外から二つ目の8レーンから飛び出し、自己記録が19秒台の世界のトップスプリンターから必死に逃げる。前半はトップ付近を快走した。

 しかし、直線に入るところで右太もも裏の張りが悪化し、途端に表情をゆがめる。歯を食いしばって前に進んだが、持ち味のはずの後半の爆発力を出せず、逆に突き放された。「ラスト100メートルは足が痛くて、全然動かなかった」と悔やみ、思わずトラックにへたり込んだ。

 サニブラウンは100メートルと200メートルで計5本目で体力の限界に達した。一方、世界のスプリンターは本数を重ねても力を出せる。「すべてのラウンドを走りきって、一番にならないと全く意味が無い」と実感した。

 ボルトも05年に18歳で初めて200メートル決勝に出た時は8位だった。それよりは上の順位。「この年齢で決勝を経験できて、すごいよかった。でも、そこで勝負できなければ、全然面白くない。本当に悔しいです」と顔を紅潮させて話す。世界としのぎを削った今回の得難い経験は、必ず次に生きる。

最終更新:8/11(金) 8:06
毎日新聞