ここから本文です

出力電流20Aのモノリシック同期整流式降圧IC

8/11(金) 6:40配信

EDN Japan

■独自技術でEMIを低減

 アナログ・デバイセズ(ADI)は2017年7月、出力電圧の差動リモート検出機能を搭載した、モノリシック同期整流式降圧コンバーター「LTC7150S」を発表した。独自の「サイレントスイッチャ(Silent Switcher)2」技術を採用したことで、EMIを低減し、電力密度の高いアプリケーションを可能にする。

 入力電圧は3.1~20Vで、ほとんどの中間バス電圧など、さまざまなアプリケーションをサポートする。NチャンネルパワーMOSFETを内蔵しており、出力電圧範囲が0.6V~VINの際に、最小限の温度ディレーティングで最大20Aの連続負荷電流を供給できる。

 動作周波数は400k~3MHzの範囲で選択可能で、外部クロックとの同期が行える。最大効率は96%を達成。また、最大12相のマルチフェーズ動作により、複数のデバイスを直接並列接続して大量の電流を流すことができる。さらに、出力電圧の差動リモート検出により、負荷での正確な電圧レギュレーションを保証している。

 最小オン時間は25ナノ秒と短いため、高い周波数で降圧比の高い電源が可能で、強制連続モード動作と不連続モード動作の両方をサポートする。全差動出力電圧精度は、-40~125℃の動作接合部温度範囲で±1%となっている。

 パッケージは5×6×1.3mmの42ピンBGAを採用。1000個購入時の参考単価は5.60米ドルから(Eグレード)。大電流で低電圧のDSP、FPGA、ASICに電力を供給するPOLアプリケーションの他、通信システム、データ通信システム、分散電源アーキテクチャ、一般的な高電力密度システムなどに活用できるとしている。

最終更新:8/11(金) 6:40
EDN Japan