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「虫送り念仏」練り歩き 水窪で伝統の盆行事

8/11(金) 8:51配信

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS

 集落ごとに伝統的な盆行事が残る浜松市天竜区水窪町の神原地区で10日夜、「虫送り念仏」が行われた。保存会や若衆ら約30人が町内の旧街道を練り歩き、寺や石碑の前で念仏を手向けた。

 編みがさに浴衣姿の若衆らは行列を組み、笛や太鼓の音色に合わせて念仏踊りを繰り広げた。保存会会員らは江戸時代前期から伝わるとされる「念仏歌枕」を唱えた。沿道では住民が軒先で迎え火をたき、古くから引き継がれてきた盆の伝統行事を見守った。

 虫送りは、虫に姿を変えたまま鎮まらない霊魂を供養し、地域の安全や五穀豊穣(ほうじょう)を願う意味合いがあるという。地元では迎え盆から送り盆までの一連の儀式に加え、施餓鬼や念仏踊りが各地区で行われている。

静岡新聞社