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三菱重工にまた賠償命令=元挺身隊員の訴訟―韓国

8/11(金) 15:24配信

時事通信

 【光州(韓国南西部)時事】太平洋戦争中に女子勤労挺身(ていしん)隊員として名古屋市の軍需工場に徴用された韓国人女性3人と別の女性の遺族1人が三菱重工業を相手取り、賠償を求めた裁判で、韓国の光州地裁は11日、それぞれ1億~1億5000万ウォン(約1000万~1500万円)の慰謝料の支払いを命じる判決を言い渡した。

 
 判決によると、女性4人は1944年5月ごろ、「日本に行けば、お金を稼ぐことができ、勉強も無料でできる」といった言葉を信じて勤労挺身隊に志願。実際には工場で厳格な監視の下で働かされ、給与の支給を受けられなかったとされ、うち1人は同年12月の東南海地震で死亡した。

 地裁は、日韓請求権協定では個人の請求権が消滅したとみることはできないと判断。時効についても「請求権を行使できない理由があった」として認めなかった。

 地裁は8日にも、同様に徴用された女性1人と遺族1人が起こした訴訟で賠償を命令しており、三菱重工を相手取った訴訟はいずれも原告側が勝訴している。

 三菱重工広報部の話 判決文を入手次第、判決内容の詳細を確認した上で、控訴の手続きを速やかに進めたい。 

最終更新:8/11(金) 17:09
時事通信