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司会は奄美の2世の高校生 冷静に大役務める 長崎平和祈念式典

8/11(金) 11:28配信

南海日日新聞

 原爆投下から72年。長崎市で9日に行われた長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典で奄美2世の重村凌介さん(16)=長崎西高校2年=が司会の大役を務めた。古里、鹿児島県奄美大島の瀬戸内町では親類たちが原爆犠牲者の冥福を祈るとともに、重村さんの冷静沈着な司会ぶりをテレビで見守った。

 重村さんは瀬戸内町請島出身の和伸さん(50)、長崎県島原市出身の松子さん(55)の一人息子。式典の司会は毎年、長崎県内の高校の持ち回り制。今回は重村さんが在学する長崎西高校が当番となった。6月末に顧問の教諭から連絡があり、十数人いる放送部員の中から重村さんと女子部員2人に白羽の矢が立った。

 重村さんは小学校時代から放送部に在籍している。今回の大役については、「思ってもいなかったので驚いた。厳かな式典なのでプレッシャーを感じたが、光栄なことだと思った」と話した。

 通知を受けた翌日から、過去の式典を参考に練習を開始。本番まで気の抜けない日々を過ごした。式典を終えて重村さんは「何度もリハーサルを重ねたので緊張はなかった。思い通り、やり抜くことができた」と話し、練習の成果を発揮できた様子。

 父親の和伸さんは息子をテレビで見守った。「今まで見たことのないようなしっかりした態度で臨んでいた」と息子の落ち着いた進行に驚いた様子。瀬戸内町古仁屋に住む伯父の重村一郎さん(54)は「堂々としていた。アナウンサーのような司会ぶりだった」とおいの活躍に目を細めていた。

奄美の南海日日新聞

最終更新:8/11(金) 13:12
南海日日新聞