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シャープ社長がJDIの支援意向を表明した本当のワケ

8/11(金) 9:58配信

ニュースイッチ

シャープの有機EL技術では…韓国に対抗できない

 ジャパンディスプレイ(JDI)の経営再建を支援する意向を明らかにしたシャープの戴正呉社長。10日、記者団の取材に応じ、「直接出資はできないが方法はある」とした上で、有機エレクトロ・ルミネッセンス(EL)パネルで先行する韓国企業に対抗する「本当の日の丸連合になる」と強調した。独占禁止法の関係で直接の資本提携は難しいとするが、技術開発などの連携を打診するとみられる。

 JDIは経営再建に向けて中国企業などとの資本提携を検討中。シャープは日の丸連合をつくり、JDIや大株主の産業革新機構が出資するJOLEDの有機EL製造技術などを取り込む狙いだ。

 戴社長は「日本という産業大国で、ディスプレーだけ負けているのは恥ずかしい。韓国2社は有機ELパネルで横綱のような存在。日本企業は技術を持ち寄り、日の丸連合で戦うべきだ。日本の装置や材料メーカーと組めば、さらに強くなる。鴻海がシャープに出資してから技術は流出していない。むしろ鴻海は(JDIが中国企業に買収されて)中国に技術が流れるのを恐れる」と警告する。

<解説>
 鴻海はシャープの有機EL技術について、「予想以上に使えない」(関係者)とみている。シャープ買収前にもJDIに関心を寄せていた鴻海。主要顧客のアップルは次期アイフォーンで有機ELパネルを韓国サムスンから調達する。鴻海の郭台銘会長は以前からサムスンを敵対視しており、黙っているわけにはいかないだろう。

最終更新:8/11(金) 9:58
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