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《ブラジル》「一体感ある熱いステージに」=水森かおり、岩佐美咲ら来伯=12日公演に向け意気込む

8/11(金) 6:40配信

ニッケイ新聞

ブラジル邦字紙「ニッケイ新聞」11日付



 12日にサンパウロ市市のアニェンビー国際会議場大ホールで開催される「長良グループ・演歌まつりinブラジル」を前に9日午後9時、ニッケイパレスホテルで記者会見が行なわれた。会見には出演する水森かおり、岩佐美咲や、3人組歌謡グループ「はやぶさ」が出席し、本公演への意気込みを語った。

 出迎えたファンから受け取った花束を手に、一行は赤いはっぴ姿で登場。水森さんは「ブラジルには一生に一度来られるかどうか。公演できることを夢のように思います。皆様と会えるが本当に楽しみです」と話し、「移民の皆さんに日本を思い出してもらえるように心を込めて歌う。舞台と客席とのボーダーラインをなくす一体感のある熱いステージにしたい」と意気込んだ。

 水森さんは「鳥取砂丘」「熊野古道」「ひとり薩摩路」などのヒット曲を持ち、「ご当地ソングの女王」と呼ばれる。「曲を聴いたファンの皆さんから、その場所に行ったことはなくても行ったような気持ちになると言われる。故郷を思う気持ちや、旅をするときの気持ちを大事にして歌いたい」と語った。

 最大のヒット曲『松島紀行』について「『松島』は震災の被害を受けた宮城県の景勝地。被災した方々が復興への応援歌として聴いてくださっていて、歌が持つ力を感じる。公演でも歌います」と話した。

 岩佐さんはアイドルグループAKB48のメンバーを経て、現在は演歌歌手として単独で活動している。水森さんは「AKB48の中でも抜群の歌唱力の持ち主」と太鼓判を押す。岩佐さんは「フィリピンには『MNL(マニラ)48』というグループがあります。ブラジルにも『サンパウロ48』ができたらいいな」と笑いを誘った。

 「はやぶさ」はヤマト、ヒカル、ショウヤの3人組歌謡グループ。先月発売の新曲「未来はジョー!ジョー!」が週間演歌・歌謡ランキングで1位になるなど注目を集めている。

 ヒカルさんは「新曲はポップソングのような曲調ですが、こぶしの効いた歌い方で演歌の要素もあります。僕たちの特徴は楽しい振り付け。会場の皆さんと一緒に踊りたい」と話した。

 ヤマトさんは「祖父の影響でムード歌謡が好き。子どもの頃からずっと聞いていて、心に残る宝物のようなもの」とし、シュンヤさんは「メンバー3人とも違うジャンルが好き。公演では色んな曲に挑戦したいです」と笑顔で話した。

 一行は、公演までにパラグアイの日系移住地に訪問し、現地日系人と交流する。公演後は憩の園への慰問やイビラプエラ公園内の開拓先没者慰霊碑参拝などを予定。14日に日本に帰国する。

□関連コラム「大耳小耳」□
 9日夜、ニッケイパラセホテル前には水森かおりら公演出演者を出迎えるファンが集まった。わざわざ聖州バストス市から来た山内幸恵さん(95)は「カラオケで水森かおりさんの曲をよく歌っていた。土曜日のコンサートにももちろん行きます」と話す。同じく出迎えに来た神田昭枝さん(64)も「カラオケの大会で歌う」とのこと。当地では700人規模のカラオケ大会があちこちで開催され、歌唱法を学ぶ「カラオケ教室」も人気で、もはや柔道や剣道のように「カラオケ道」ともいえる存在。水森さんの「松島紀行」をナマで聴けば、もっとうまく歌うコツがつかめるかも?
     ◎
 元AKB48の岩佐美咲さんを目当てに、10人ほどのブラジル人ファンもホテルで待機した。6年前からAKB48ファンのシルバ・スタニエキさん(29)は到着を待ちきれぬ様子。「日本でライブを見たこともある。できればサインをもらいたい」と話し、持参したCDやブロマイド写真などを見せてくれた。普段は仲間とカラオケに行ったり、グッズを見せ合ったりするファンクラブのような活動をしているそう。2時間以上待って、ついに岩佐さんが到着すると一緒に写真を撮ることに成功。サインはもらえなかったようだが本人は大喜び。ここまで熱心なファンがいるだから「SPL(サンパウロ)48」が実現すれば人気間違いなし!?

最終更新:8/11(金) 6:40
ニッケイ新聞