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Kalafina、今までとは違う新たな1曲 新曲は男性的な力強さ/インタビュー

8/11(金) 13:20配信

MusicVoice

 3人組ボーカルユニットのKalafinaが9日に、21枚目のシングル「百火撩乱」をリリース。2008年にシングル「oblivious」でデビューして以降、クラシックとロックやポップスを融合した独自の音楽性で、海外でも人気が高い。今作「百火撩乱」は、和の優美さと力強さを兼ね備えた楽曲で、「壮大なものやダークファンタジーといった、これまでのKalafinaの特徴とも違った、新たな1曲になった」と話す。どんな想いでこの歌を奏でたのか? また、3人を楽器に例えるとしたら? 収録曲制作秘話など話を聞いた。

「漢」ではなく優美でシュッとした男性のイメージ

――「百火撩乱」は、TVアニメ『活撃 刀剣乱舞』のエンディングテーマで話題ですね。まず、笛の音が入っていて、その印象が全体を決めている感じがしました。

Keiko 和の縦笛のように聴こえるかもしれませんが、実はフルートです。様々なレコーディングやライブに参加してくださっている、フルート奏者の赤木りえさんに吹いていただきました。

Wakana 刀をテーマにしたアニメ作品のタイアップということで、自然と和というイメージで全員一致していました。Kalafinaの曲には、NHK『歴史秘話ヒストリア』のテーマ曲など壮大な印象の曲と、ダークファンタジーのテイストを持った印象の曲が多いのですが、この曲をいただいた時は、そのどちらとも違う新たな1曲だなと思いました。

――サビ前からスッと流れるようにサビに入っていく感じが、とても爽快で気持ち良いですね。どんなイメージを持って歌われたのですか?

Wakana 私としては、言葉に重みを持たせたくて。ただ力強いだけではない、叫びと言いますか。スピード感よりも、重たくどっしりと地に足を付けて、刀を振りかざして行くような気持ちでしょうか。その表現はとても難しかったのですが、この曲にはそうさせるパワーがあると感じました。

Keiko 登場人物は男性がメインなので、歌詞に男らしさがあって、自分の感情を飲み込んで冷静に進んでいくような、男性的な力強さがあるなと思いました。

 フルートの妖艶でドラマチックなイントロから始まり、重厚感のあるドラムのグルーヴを感じながら、凛とした芯のある声にしたいと思いました。そして、言葉が流れていかないように一つひとつの歌詞から情景が浮かぶイメージで、感情を荒ぶらせるのではなく、常に冷静にありたい、と意識して歌いました。これは曲のいたるところに作用していて、MVでも身振り手振りをあえてしない、そういうシンプルなものになっていますね。

Hikaru 「守る」という言葉が歌詞にあるのですが、アニメ自体は歴史を守るという内容なので、そこに信念が感じられるように、「守る」という言葉を大切に歌いました。

 登場人物である刀剣男子たちの姿や想いを想像して歌っているのではあるけれど、同じ男でも「漢」ではなく、優美でシュッとした男性のイメージですね。刀のシャープさや切れ味の鋭い感じの美しさ、艶やかさを表現しています。

――『活撃 刀剣乱舞』には、武将や偉人の刀や武器が、人として顕現したキャラクターが登場します。Kalafinaのみなさんが、もしも何かから実体化したのだとしたら、何だと思いますか?

Keiko  Hikaruは、真っ直ぐ伸びたエッジの効いた声が印象的だから何だろうな…。

Wakana ロマンチックにもロックにもなれるし。

Keiko シンプルに考えたらエレキギターかな!? 派手だし、尖ってるし、目立つから(笑)。

Hikaru じゃあ、私はエレキギターで!

――では、Keikoさんは?

Hikaru チェロでしょう! 深みと温かみがあって、響きもそうですし。

Keiko 実際にアコースティックコンサートでチェロと同じコードを歌う曲があって、自分のロングトーンからチェロの音色に自然とバトンタッチ出来るように意識したりもするので、チェロと言ってもらえるのは嬉しいし、しっくりきますね。

Wakana チェロは、下支えもするし、ソロも行けるし。何より目立ちますしね。

――では、Wakanaさんは?

Hikaru ハープかな? でもハープよりは、もうちょっとパワーがあると思います。

Wakana 確かにそうかも。

――チェロとハープの二重奏に、Hikaruさんのエレキギターが、ギャーンと加わる、と。確かにKalafinaは、クラシカルな感じとロックな感じの両面がありますからね。

Keiko まさしくそういう感じだと思います。

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最終更新:8/11(金) 13:20
MusicVoice