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外貨定期預金を始めたい!預ける期間はどのように考えたらいいでしょう?

8/11(金) 18:50配信

ファイナンシャルフィールド

まだまだ低金利が続いています。海外に目を向けると、アメリカは利上げの方向に進んでいますし、オーストラリアドルやニュージーランドドルの金利が高いのはご存知の通りです。

「為替の変動が気になるから、外貨預金を始めてみようかな」という人が増えているようです。

預ける期間は円定期預金と同じように考えて

先日、近くの銀行の折り込みちらしを受取りました。

表面は「定期預金 金利優遇キャンペーン」のお知らせです。
スーパー定期1年/年0.10%/3年/0.15% (金利はすべて税引前)
取引残高1000万円以上~といった条件を満たせば、金利はさらに0.05~0.1%上乗せされます。

裏面は「外貨定期預金」の金利の案内です。
<米ドルの場合>
1か月:0.65%
3か月:0.80% 
6か月:0.90% 
1年:1.30% (普通預金 0.3%)
<豪ドルの場合>
1か月:1.30% 
3か月:1.45% 
6か月:1.50% 
1年:1.70% (普通預金 0.4%)

このように表示されると一目瞭然です。外貨定期預金が魅力的に見えてきます。

外貨定期預金も円定期預金と基本は同じです。利息には復興特別所得税を含め20.315%の税金がかかります。

預ける期間についても、1年間は使う予定が無いなら1年定期に~という考え方です。でも違いを知って注意点を押さえることは必要です。

今回は、このちらしの例を使って考えたいと思います。

円預金と比較して、大きな違いは3つ

定期預金の仕組みは同じでも、外貨預金には特徴があります。

1)為替の変動があること
100万円を米ドル定期預金に1年(金利 1.3%)預けた場合を考えます。
預入日のレートが1米ドルTTS(円→ドル)112円だったとします。

満期日のレートが1米ドルTTB(ドル→円)
・112円 なら 1,010,360円
・117円 なら 1,055,466円
・107円 なら  965,255円  (全て税引き後)

キャンペーン円定期預金に100万円を預けた場合、1年後に受取る利息は790円です。これが外貨定期預金なら、満期日に為替の変動がなければ、1万円以上の利息が受取れます。

もし5円の円安になれば、受取る利息は5万円以上!逆に円高になれば元本を割ることになります。金利が良くても満期日の為替レートが110.86円よりも円高になると元本割れとなってしまうのです。

2)1の説明で、TTS・TTB という言葉を使いました。
円貨からドル預金を始める場合、ドルに両替が必要です。その場合、為替手数料がかかります。

銀行によって手数料は違いますが、「1米ドルあたり50銭・1豪ドルあたり1円」というように決まっています。

為替手数料50銭(0.5円)基準レートが1米ドル112円の場合
・TTS:購入レート(円→ドルの場合のレート) 112.5円
・TTM:基準レート              112.0円
・TTB:売却レート(ドル→円の場合のレート) 111.5円

円定期預金の代わりにドル定期預金をする場合、為替手数料が往復(円→ドル・ドル→円)でかかりますから、金融機関の手数料を比較することは金利を比較することと併せて必要です。

3)もし金融機関に不測の事態があった場合
預金保険制度があるので元本1000万円までは大丈夫~外貨貯金はこの制度の対象外ということも、念頭に入れておいてください。

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