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5代目日産「シルビア」 女子ウケ抜群! なにが彼女たちのハートを鷲掴みにしたのか

8/11(金) 17:10配信

乗りものニュース

「デートカー」の代名詞

 1980年代後半から90年代に青春時代を送った若者にとって、クルマは恋愛の必須アイテムでした。「オレ、クルマ出すよ」とか、「送っていこうか?」などといった言葉が、現在では信じられないくらい威力を持っていたものです。週末のドライブデートを夢見て、コツコツとローンを払いながら手に入れる若者の憧れのクルマ、いわゆる「デートカー」の代表モデルのひとつが、日産「シルビア(S13)」でしょう。

【写真】日産「シルビア K's」のインパネまわり

 5代目「シルビア(S13)」は、プロジェクター・ライトを採用するすっきりしたフロントフェイスと流麗なラインを誇る、おしゃれな2ドア・クーペ(日産では「スペシャリティカー』と表現)へとフルモデルチェンジして、1988(昭和63)年に登場しました。

 リトラクタブル・ライトを備える4代目「シルビア(S12)」からガラリと変わったデザイン性の高さは、同年の「グッドデザイン大賞」や「1988~1989年日本カー・オブ・ザ・イヤー」受賞という実績でも証明されています。また、低めの車高と暑苦しくない外見で、女子たちにも高い評価を受けたものです。

「一応、『K's』だし」

 カラーリングも秀逸でした。ある程度品が良く、でも渋くなりすぎない絶妙なラインナップで、特にイメージカラーのライトグリーンやライトブルーとブラックの2トーンは印象に残っています。女子としては、原色ボディカラーには合わせる洋服が難しいため、「シルビア」でのデートならファッションの幅が広がるという嬉しい面がありました。

 初期型のエンジンはCA18型の1800cc直列4気筒DOHC(1991〈平成3〉年のマイナーチェンジではSR20型の2000ccにパワーアップ)を搭載。シンプルな「J's」、装備が豪華な「Q's」、ターボを採用した「K's」というグレード名の響きもよかったです。バイト終わりのお迎え待ちの群れでは、「彼氏、なに乗ってるの?」「あ、『シルビア』。一応、『K’s』だし」といったような会話が交わされたものです。

 さらに、あの見た目でFR(フロントエンジン・リヤドライブ)という駆動方式が秀逸でした。多くの女子には、「『走り屋』はイヤだけど、『運転上手』なのがいい」という思いがあります。大黒ふ頭で祭ってほしくないけど(注:当時、大黒PAは改造車が集まり、愛車を見せ合う「聖地」となっていました)、首都高でバカにされないレベルの走りをして欲しい、という乙女心に、絶妙なポテンシャルでした。

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