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[特集/挑戦する日本人フットボーラー 3]新シーズンの主役は誰だ!? ステップアップを狙う若きサムライたち

8/11(金) 17:01配信

theWORLD(ザ・ワールド)

さらなる高みを目指す久保 昨季以上の存在感を!

ヨーロッパにおける2016-2017シーズンを振り返ると、日本サッカーにとって、ひとつの節目となるシーズンだったと言えるのではないだろうか。

長らく日本代表を支え、いわば日本代表の顔として活躍してきた本田圭佑、長友佑都らに代わり、新たな選手が台頭してきたのが昨シーズンだったからだ。

その筆頭格は、原口元気と大迫勇也だろう。ともにドイツ・ブンデスリーガでプレイするふたりは、それぞれ所属クラブでシーズンを通して活躍。と同時に、日本代表においても不可欠な存在となった。

とはいえ、これを喜んでばかりもいられない。年齢的に見て、今年26歳、27歳の彼らはもはや若手と呼ばれる立場ではなく、日本サッカー界の未来を考えれば、さらなる若い世代の台頭が必要不可欠なのである。

そんな期待に応えるべく、来る新シーズンに挑むのが、久保裕也と柴崎岳のふたりだ。なかでも昨季、充実した日々を過ごしたのは、久保だろう。シーズン途中にスイスからベルギーへと戦いの舞台を移したが、動ずることなく主力として活躍。移籍後の11試合で7ゴールという堂々たる結果を残した。ヨーロッパ4大リーグと称される、イングランド、スペイン、ドイツ、イタリアに比べればレベルが落ちるリーグとはいえ、日本とは異なる環境で残した数字としては相当な価値がある。久保自身は最終的に4大リーグでのプレイを望んでおり、現状をあくまでステップアップの途中ととらえている。昨季後半のような活躍をシーズン開幕当初から続けられれば、今冬にも次なるステップの機会が訪れても不思議はない。自らも点を取れるし、味方の決定機を生み出すラストパスも出せる。そんな攻撃の大黒柱らしい存在感を、昨季以上に見せつけてもらいたいところである。

柴崎が移籍を希望するスペイン1部 日本人が苦戦してきた挑戦だが......

一方の柴崎も、スペインへ渡った当初こそ適応障害と報じられるなど、主に精神面で苦しんだようだが、シーズン終盤には一転、目を見張るプレイぶりを見せた。

そのハイライトと言えるのが、1部昇格プレイオフでの活躍である。結果的にテネリフェの1部昇格はならなかったものの、柴崎自身は全4試合に出場し、決勝ゴールを挙げるなどのインパクトを残した。異国の環境にも適応できていることは明らかであり、新シーズンでは更なるステップアップが期待される。

ただし、本人が望んでいるというスペイン1部での活躍となると、期待とともに不安も決して小さくないのが事実だ(その後1部のヘタフェへ移籍)。

日本代表での十分な実績に加え、ドイツで数々の経験も得て、満を持してセビージャに移籍したはずの清武弘嗣でも、満足な出場機会が得られなかった難易度の高い舞台である。過去、何人もの優れた日本人選手が挑み、その度に壁に跳ね返されてきたリーガ・エスパニョーラだけに(乾貴士の成功例はあるが、彼にしても1年目から全てがうまくいったわけではない)柴崎の新たな挑戦は大いに注目されるところだ。

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