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[特集/挑戦する日本人フットボーラー 1]主力級の活躍見せる欧州のタフガイ三銃士

8/11(金) 17:04配信

theWORLD(ザ・ワールド)

「巧さ」から「タフさ」へ 変化を見せるサムライの強み

ヨーロッパでプレイする、いわゆる「海外組」の特徴が変化している。かつて日本人選手に求められていたのは基本的にテクニックだった。中田英寿から始まって名波浩、中村俊輔、藤田俊哉、柳沢敦、小笠原満男、大久保嘉人など多くの日本人選手がヨーロッパでプレイし、そのときどきで上手くいったりいかなかったりはしたが、共通していたのは技術的に優れていたことだった。

現在、日本代表には多くの「海外組」がいる。大迫勇也、原口元気、酒井宏樹は、その中でもレギュラーポジションを確保している3人であり、同時に所属先のクラブチームでも活躍している。もちろん彼らも技術的に優れてはいるが、それだけではない。彼らが日本代表とヨーロッパで活躍できている理由はむしろ別のところにある。

3人に共通するのはハードワークだ。サイドプレイヤーの原口と酒井はスピードと上下動を繰り返せるスタミナを併せ持つ。FWの大迫は大きな相手を背負ってボールを収められる強さがある。テクニックは優れているがフィジカルが弱いと指摘されてきたかつての日本人選手のイメージは、この3人には当てはまらない。フィジカルは彼らの武器になっている。

ヨーロッパのサッカーが変化してきたこととも関係がある。90年代から00年代にかけて、ヨーロッパで求められる外国人選手はスタープレイヤーだった。チームの中心となりうる高度なテクニックと個性を持った選手が求められた。しかし、近年はヨーロッパのサッカー自体がスターよりもバイプレイヤーを必要としている。もちろんスタープレイヤーは依然として必要とされているが、プレイスタイルがより強度の高いハードワークを要求されるものに変化しているために、そこは最低限求められる資質になっているわけだ。

香川真司や本田圭佑はスタープレイヤーとして迎え入れられた。しかし、クラブが大きくなればその要求も高くなり必ずしも成功を収めていない。コンスタントに出場して活躍しているのはバイプレイヤーである大迫、原口、酒井の方なのだ。

大迫はFWなのでスタープレイヤーかもしれないが、大迫を中心に得点をとらせるというよりも、そのキープ力で周囲を生かして貢献している。ブンデスリーガの大きなDFを相手に、当たり負けせずにボールが収まるのは最大の長所だろう。コントロールする前に先に相手に体をぶつけて機先を制し、当たられたときには逆に踏ん張らずに力を逃がすなど、接近戦での体の使い方と駆け引きに秀でている。前線でボールが収まるFWはどんなチームにとっても有り難いが、FCケルンのようなカウンターを狙うチームにとっては不可欠といえる。さらに飛躍するには得点数を増やすことだろう。パートナーとの関係次第ではもっと得点を増やせるはずだ。

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