ここから本文です

信仰の歴史、3禅定道たどる 石川、福井、岐阜から同時に白山登山

8/11(金) 1:59配信

北國新聞社

 石川、福井、岐阜3県の登山隊による「白山フォーラム2017」は10日、開山1300年を迎えた白山の室堂(標高2450メートル)で開かれた。9日から加賀、越前、美濃の三つの禅定道をそれぞれたどり、室堂で合流した3登山隊は11日の「山の日」を前に、登山者約50人に白山信仰の歴史を物語る「登拝(とはい)の道」の魅力を伝えた。

 10日午後1時から同3時半にかけて室堂にそれぞれ到着した3登山隊は、白山比咩神社奥宮祈祷(きとう)殿前に集まり、合流を喜び合った。

 フォーラムでは、30年前の加賀禅定道復元で旧道調査に携わった石川県白山自然保護センターの栂(とが)典雅所長(61)が司会を務め、「三つの馬場(ばんば)(信仰・登拝拠点)は同時発生的に生まれ、白山信仰が発展した。今後も切磋琢磨(せっさたくま)して白山をより良くしたい」とあいさつした。

 石川隊は白山市文化財保護課主幹の小阪大隊長(50)が6人を率い、一里野温泉から延長18キロの加賀禅定道を登った。フォーラムでは、小阪隊長が登山中に撮影した写真を披露し、白山修験者の拠点「桧新宮(ひのしんぐう)」(標高1500メートル)の歴史、最大の難所となる高低差450メートルの「美女坂」(同1968メートル)に残る伝説などを紹介した。

 フォーラムと3登山隊の同時登山は、石川、福井、岐阜県などでつくる「環白山広域観光推進協議会」が主催した。

北國新聞社

最終更新:8/11(金) 1:59
北國新聞社