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藤井四段、順位戦3連勝「敗戦引きずらず普段通り」

8/11(金) 9:15配信

日刊スポーツ

 将棋の最年少プロ棋士、藤井聡太四段(15)が10日、東京・千駄ケ谷の東京将棋会館で行われた順位戦のC級2組3回戦で、高見泰地五段(24)を108手で下し、通算35勝目を挙げた。今月4日の王将戦予選では菅井竜也七段(25)に敗れ公式戦3敗目を喫したが、いまだ連敗なし。順位戦に限れば3連勝で、将来の名人獲得につながる価値ある1勝となった。

【主な勝負メシ】藤井四段の活力 麺類が好物…定食も

 藤井は攻め合いを選んだ。夕食休憩後、相手陣深くにいる玉を目がけて攻めかかった。対局開始から10時間が経過した午後8時すぎ、前傾姿勢から盤ににじり寄り、しっかりと寄せの手順を読む。粘る高見の反撃も許さず同9時27分、持ち時間を1時間以上残しての快勝だった。藤井は「ずっと(展開は)難しいと思った。3連勝できてよかった」とホッとした表情。今月初白星には「(前局の敗戦を)引きずらず、普段通りに指せました」と振り返った。

 名人の挑戦者を決める順位戦で、C級2組はA級をトップとする5クラスの中で最も下に位置。新人は必ずここからのスタートとなり、今期もベテランを含めた50人がしのぎを削る。各自10局を戦い、同1組に昇級できるのは上位わずか3人。昨年度は若手ホープの近藤誠也5段(21)が9勝1敗で「1期抜け」を果たしている。もちろん10連勝なら昇級はほぼ確実。未来の名人へ、将棋界のスーパールーキーが1段ずつ階段を駆け上がる。

 <藤井の今後対局予定>

 ◆15日 王位戦予選=小林健二九段(関西将棋会館)

 ◆22日 朝日杯オープン戦=大石直嗣六段、勝てば竹内雄悟四段(関西将棋会館)

 ◆24日 棋王戦挑戦者決定トーナメント2回戦=豊島将之八段(関西将棋会館)

最終更新:8/11(金) 9:54
日刊スポーツ