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花咲徳栄・綱脇、CM音楽作る父譲りリズミカル投法

8/11(金) 7:50配信

日刊スポーツ

<全国高校野球選手権:花咲徳栄9-0開星>◇10日◇1回戦

 花咲徳栄(埼玉)が開星(島根)に快勝し、3年連続で初戦突破を決めた。音楽プロデューサーの父を持つ先発の綱脇慧(すい)投手(3年)が8回無失点の好投。埼玉県勢夏の甲子園初制覇へ好発進した。

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 「慧(すい)」という名前のごとく、スイスイと8回を投げきった。7安打され1死球を与えながら球数は92球。4回はわずか3球、続く5回も7球で開星打線を料理した。

 綱脇 初回はリリースポイントが悪かったんですが2回から修正できました。尻上がりに良くなったと思います。野手にも助けられました。

 最速はこの日出した139キロ。持ち味は制球力、そしてテンポとリズムの良さだ。5月から6月にかけて球数を減らすため「1球で仕留められる」(綱脇)ツーシームを磨いた。練習試合では直球を封印し変化球のみ。その成果が甲子園で発揮された。

 リズムの良さは趣味の音楽鑑賞が好影響している。父啓太さん(51)はオロナミンCや富士通ケータイなど数々のCMソングを手掛けた音楽プロデューサー。父の影響でトランス、テクノといったダンスミュージックが大好きだ。この日も音楽を聴いてストレッチをして朝食を取って球場入り。また、応援席からのブラスバンドの演奏も「乗れました」と好投を後押しした。アルプス席で息子の好投を見守った啓太さんを「こんなにうれしいことはない」と感激させた。

 「完封したかった」と綱脇は少し残念そうだったが、9回は抑え役でプロ注目右腕の清水にマウンドを譲った。その清水が最速148キロ速球で1回を無失点に抑え2三振を奪い試合を締めた。岩井隆監督(47)は「2人の継投がうちの形。それと次も見据えて」と説明した。

 一昨年が8強、高橋昂也(広島)を擁して臨んだ昨夏は16強。今夏もプロ注目の西川中心の強力打線と「綱脇-清水」の勝利の方程式でまず1勝。関東で夏の優勝経験がないのは埼玉だけ。99回目の夏、花咲徳栄が大きな花を咲かせてみせる。【福田豊】

 ◆綱脇慧(つなわき・すい)1999年(平11)5月11日生まれ。幼少期は落ち着きがなく、両親が与えたボール遊びをすることで改善されたことから小学1年で野球を始める。東京・高陵中時代は東京城南ボーイズでプレー。甲子園は2年春夏、今夏で3度目。これまでで最高の思い出はオランダのDJ、アーミン・ヴァン・ブーレンを生で見たこと。180センチ、80キロ。右投げ右打ち。家族は両親と弟。慧の名は母が音を父が字を決めた。

最終更新:8/11(金) 8:23
日刊スポーツ

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