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米国株(10日):続落、5月以来の大幅安-地政学的リスクに揺れる

8/11(金) 5:33配信

Bloomberg

10日の米国株式相場は3日続落。主要株価指数は5月以来の大幅安となった。地政学的緊張を背景に世界的に金融市場は動揺した。過去数カ月にわたり相場上昇を持ち回りで主導してきたテクノロジーとエネルギー、金融はいずれも下落。シカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティ指数(VIX)は4月以来の水準に急上昇した。

S&P500種株価指数は1.5%安の2438.21。ダウ工業株30種平均は204.69ドル(0.9%)下げて21844.01ドル。ナスダック総合指数は2.1%下落。

グラディエント・インベストメンツのポートフォリオマネジャー、マリアン・モンターニュ氏は「市場は全般にかなり神経質になっており、リスクに関して非常に警戒を強めている」と指摘。「決算が予想を上回らないと、その銘柄は売りを浴びる。地政学リスクのために資金が再投資されなくなっている」と述べた。トランプ米大統領は北朝鮮が米国や同盟国に対して「何らかの行動に出た場合」、「起こり得ないと思っていたようなことが同国に起きるだろう」と述べ、あらためて金体制に圧力をかけた。S&P500種は過去15営業日にわたり、終値ベースで0.3%以内の小動きが続いていた。VIXはこの日45%急伸して16.12と、終値ではトランプ氏が米大統領に就任して以降の最高水準となった。

S&P500種の業種別指数では情報技術や金融、一般消費財・サービス株の下げがきつかった。一方、公益事業は値上がりした。

メーシーズは10%安。コールズも大幅安となり、百貨店業界が数年来の不振から抜け出せずにいるとの懸念が再燃した。

7月の米生産者物価指数(PPI)は予想外に前月比で低下し、ほぼ1年ぶりのマイナスとなった。PPIは前月比0.1%低下。ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想の中央値は0.1%の上昇だった。前月は0.1%上昇。

11日には7月の米消費者物価指数(CPI)が発表される。

原題:U.S. Stocks Need a New Leader as Tech, Energy, Financials Sink(抜粋)Stocks Drop Most Since May, Bonds Rally on Tension: Markets Wrap(抜粋)

第4段落以降を追加し、更新します.

Luke Kawa

最終更新:8/11(金) 6:23
Bloomberg