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巨人・阿部、2000本安打あと2!満塁一掃V打に「勝てる1本が打てた」

8/12(土) 7:00配信

サンケイスポーツ

 (セ・リーグ、広島2-9巨人、18回戦、広島13勝5敗、11日、マツダ)巨人は11日、広島18回戦(マツダ)に9-2で快勝し、2連勝。4番・阿部慎之助内野手(38)が2点を追う五回二死満塁で左翼線へ走者一掃の二塁打を放ち、逆転した。4打数1安打だった主砲は通算2000安打まであと2本。お盆休みの帰省ラッシュに伴う渋滞の影響で試合用のアンダーシャツ類が届かず、試合開始が30分遅れるトラブルにも動じず、首位・広島に先勝して借金を2に減らした。

 打席に入れば、自身の記録のことは頭から消えた。2点を追う五回二死満塁。4番・阿部が、ひと振りで試合をひっくり返した。3人の走者が生還。1998本目の安打は、決勝打となった。

 「細かいことは考えず、積極的にいこうと。コースに逆らわずに打ち返すことができた。勝てる1本が打てたから、よかった」

 広島・福井が投じた初球、外角の直球を左翼線にライナーで打ち返した。それまでの2打席は凡退していたが、得点圏で迎えた打席で集中力を発揮。この二塁打で勢いに乗った打線は、15安打9得点の猛攻で首位・広島とのカード初戦で先制パンチを浴びせた。高橋監督も主砲をほめた。

 「(阿部の)一本で逆転できた。雰囲気がガラッと変わった。暑くなってから打線が良くなってきている」

 試合前のドタバタにも動揺しなかった。祝日の「山の日」で3連休の初日となったこの日は、お盆休みの帰省ラッシュがピークを迎えた。各地の交通機関は、行楽地やふるさとに向かう家族連れらで渋滞。巨人はこの影響でチームの荷物の一部が届かず、試合開始が30分遅れた。

 前日10日に阪神とのナイターを戦った東京ドームから移動させた野球用具などは届き、試合前の練習は通常通りに行われた。だが、試合用のアンダーシャツ類を運ぶトラックが球場に到着できたのは、試合開始時刻の午後6時頃。帰省ラッシュに巻き込まれる珍事も乗り越えた。責任を感じていた裏方スタッフらを、主砲の一打が救った。

 大台へ残り2本となったことに、阿部は「そうだな」とひと言。見据えるのは偉業達成よりも、あくまでチームの勝利だ。

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