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クリストファー・ノーラン、『ダンケルク』を託した常連俳優への厚い信頼

8/12(土) 13:38配信

シネマトゥデイ

 最新作『ダンケルク』の日本公開を控えるクリストファー・ノーラン監督が、本作で起用した無名の若手俳優たちを支える常連俳優への信頼と、彼らに託した役割を語った。

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 ドイツ軍に包囲されたフランスの港町ダンケルクに取り残された若き兵士たちの決死の救出劇を、陸・海・空の3つの視点から描き出す本作。物語の中心を担うのは、本作に選ばれるまで皿洗いで生計を支えていた無名の新人フィオン・ホワイトヘッドや、ワン・ダイレクションのハリー・スタイルズなど、数千人規模のオーディションで選ばれた映画初出演の俳優たちだ。

 若手の起用について監督は「観客が本当に若い新兵だと信じられる存在でなくてはならない。だから、30代の俳優を起用するようなことはせず、無名の役者を起用するのが正しいやり方だと思ったんです。彼らは過去の役を(この映画に)持ち込むこともない」と証言。その一方で、映画の重要なポイントにはケネス・ブラナー、マーク・ライランスといったベテラン俳優を起用し、圧巻の演技で映画によりリアリティーを与えている。

 「3つのストーリーラインのそれぞれに、若者たちより経験を積んでいて、観客もいくらか馴染みがあり、映画をリアリティーのあるものにしてくれる俳優を起用しました。彼らのことを僕は『アンカー』と呼んでいます」という監督。そのうちの一人が、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』のヒットも記憶に新しいトム・ハーディだ。

 本作でトムは、「空」から救出作戦の援護に向かうイギリス空軍の戦闘機スピットファイアのパイロットを演じている。『ダークナイト ライジング』『インセプション』でもトムと組んだ監督は「彼はこのパイロット役に何が必要とされているか、しっかりと理解していました。基本的に酸素マスクを着けているから、時として観客は彼の目しか見ることができない。その状態であっても、とても多くのことを伝えてくれるんです。本当に並外れた、類い稀なパフォーマーだと思います」と称賛。「彼は同世代の俳優たちの中において、最もエキサイティングな役者の一人だと思っています」と語る。

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最終更新:8/12(土) 13:38
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