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【ボクシング】マクレガーが2RでKO宣言、その理由とは

8/13(日) 6:10配信

イーファイト

 8月26日(現地時間。以下同)にラスベガスでボクシング5階級制覇のフロイド・メイウェザー(40=米国)と対戦するUFC二階級制覇のコナー・マクレガー(29=アイルランド)が、8月11日にラスベガスのUFCパフォーマンス・インスティチュートで公開練習をした。メイウェザーがラスベガスの自身のジムで公開練習をした翌日だ。

【フォト】マクレガーが公開練習で激しくサンドバッグに打ち込む

 メイウェザーの公開練習が軽めのものだったのに対し、マクレガーはたっぷりと汗をかきながらハードな練習を披露した。何度も構えをサウスポーからオーソドックスにスイッチするステップワークを駆使し、アッパー用のナス型サンドバッグでジャブからアッパーのコンビネーションなどの素早い連打も見せた。

 公開練習後、マクレガーはメディアの囲み取材に応じ、これまでの“4RKO予告”よりも、さらに早いラウンドでのKOを予告した。

「たぶん俺はヤツを2Rで倒すだろう」とマクレガーは言う。「ボクシング・ルールじゃ、俺がヤツをダウンさせた時、(UFCと違って)パウンドを叩き込むことができない。ヤツはレフェリーが10カウントする間に回復するチャンスがある。だから2Rかかるかもしれない」と、KOに至るまで2回以上のダウンを奪うことを想定しているようで、1度のダウンでは10カウントで回復することを考えて1RだけではKOはできないかもしれないと言っているのだ。

 この自信満々の発言に対し、メイウェザーより自分が優れていると思う点はどこか、と問われると「すべてだ。俺の動きはヤツと違うし、パンチの打ち方も違う。俺のやってる格闘技は、ヤツの経験してきたものとは違う。総合格闘技は、ボクシングよりも、もっとシビアだ。スネの骨やヒザ、ヒジや踵(かかと)を叩き込まれるんだぜ。そういう戦いを俺たちは、いつもしてるんだ」と、“何でもあり”に近い総合格闘技で二階級を制覇した自分の方がはるかに上だと、確信に満ちた表情で語った。

 これまでの記者会見で、メイウェザーをすでに精神的に倒したと思うか、と尋ねられると、「ヤツはどこにいた? ヤツの姿を見たか? 俺にはヤツが見えなかったぜ。ずっとヤツは隠れてたからな。昔、ヤツは隠れたりせず堂々としてた。だが、今回はヤツはずっと仲間の陰に隠れてた。ヤツの声は聞こえても、姿は見えなかったぜ。ヤツの声も、ボディーランゲージも、すべてが敗者のものだった」とメイウェザーがビビりまくって取り巻きの陰に隠れていたと嘲笑した。

 この試合に向けての心理戦は既にスタートしている。メイウェザーは過去7試合で判定勝ちし、それに対するファンの非難も一向に気にしなかったが、今回はプロボクシング経験のないマクレガーを相手に判定勝ちなら負けと同じだ、という声を受けて「俺もそう思う。判定勝ちならマクレガーの勝ちだ。判定まで行く気はない」とメイウェザーは発言している。

 メイウェザーがボクシング界でも最高と評される防御技術を活かして12R判定勝ちを狙い、ヒット&アウェイ作戦を取れば、マクレガーが勝つチャンスは少ないが、メイウェザーがKO勝ち宣言をしたことでマクレガーの勝機は増えた。倒すためのパンチを打とうとすれば、その分、ガードが空くからだ。

 今回マクレガーがKO予告を4Rから2Rに早めたことも、メイウェザーをさらに興奮させることになるかもしれない。

 大番狂わせが起こる可能性が増えたのではないか?

最終更新:8/13(日) 7:44
イーファイト

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