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ダルのド軍入り LA近郊のイラン系住民も歓喜「誇れる」

8/12(土) 6:00配信

スポニチアネックス

 ◇ナ・リーグ ドジャース8―6Dバックス(2017年8月11日 フェニックス)

 ダルビッシュのドジャース入りを喜んだのは、地元の野球ファンだけではない。ロサンゼルス市とその近郊に30~50万人ほど住んでいると言われるイラン(ペルシャ)系の住民が沸きに沸いている。イラン本国以外で、これほど同国系の人々が多い地域は他にない。

 イランの首都テヘラン出身の父を持つド軍専属のラジオリポーター、デービッド・バセイ氏は76年、ロサンゼルス生まれの41歳。12年から現職に就いている。7月にトレードの噂が出ると、イラン系のリスナーから「ダルビッシュ待望論」が寄せられたという。「プロスポーツ界で彼のように世界のトップで大活躍をしたイラン系選手は一人もいなかったからね」。新聞紙上でも、ダルビッシュの記事の反響はひときわ大きいそうだ。

 バセイ氏は、米国とイランの間の政治的な緊張関係も、今回の盛り上がりの理由と考えている。「米国ではイランという名前が出る時は政治絡みでネガティブな話題。イラン出身であることを誇れるポジティブなものが欲しかった」と熱を込めて話した。イラン系の人々の大半は60~70年代に米国に移ってきた。ロサンゼルスが好まれたのは、温暖な気候が祖国と似ていることも要因といわれる。

 ダルビッシュがドジャース合流すると、バセイ氏は早速、声をかけた。父親がイラン出身だと伝えると、右腕はほほ笑んだという。2人とも、父親の母国語を話すことはできない。バセイ氏は「ダルビッシュはペルシャ語は“こんにちは”とか、ほんの少ししか知らないって言っていたね」と明かした。

 ダルビッシュのドジャースタジアム初見参は次回登板、16日(日本時間17日)ホワイトソックス戦の予定。この地で左腕バレンズエラがメキシコ系住民を熱狂させた81年の「フェルナンド・マニア」や、日本人や日系人を夢中にさせた95年の「ノモマニア」ほどの大騒ぎにはならないかもしれない。それでも、相当数のイラン系の人々がドジャーブルーの「21」の活躍を心待ちにしているのは間違いない。

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