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デマンドバス実証へ 10月から若松の湊町

8/12(土) 11:38配信

福島民報

 福島県会津若松市は市内湊町の各戸と地区内の施設や路線バス停留所を結ぶデマンドバスの実証実験を10月から始める。車両には日産自動車の電気自動車を使用する。11日、町基幹集落センターで車両貸与式が行われた。
 バスは予約に応じて出向く。目的地は公民館や郵便局などを想定しており、地区外に出る場合は路線バス停留所で降りる。市が湊地区地域活性化協議会に委託し、2018(平成30)年度末まで行う。地区内の直売所へ出荷する野菜の運搬などにも活用する予定。車両はワゴンタイプの「e-NV200」。市が日産自動車の無償貸与事業に応募し、採用された。燃料には地区内に設置された風力発電所からの電気を活用する。
 貸与式では、長島健博日産プリンス福島販売社長が「さまざまな場面で役立ってほしい」と室井照平市長に鍵のレプリカを手渡した。室井市長は整備中の生活支援システムでバスの運行状況などを確認できるようにする今後の構想などを示した上で、「情報技術を駆使し、生活の質向上に努めたい」と述べた。小桧山昭一湊地区地域活性化協議会長は「地域内交通の担い手になれるよう取り組む」と意欲を語った。
 湊町は市中心部から車で約30分かかる。スーパーや病院がなく、4割の家が路線バス停留所から4~5キロ離れている。市内では金川、田園両町で、市街地と結ぶ住民コミュニティバスが運行されている。

福島民報社

最終更新:8/12(土) 13:07
福島民報