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ダルビッシュ有がドジャースで「左腕」に転向、「スイッチピッチャー」に?

8/12(土) 15:28配信

産経新聞

【大リーグ通信】

 米大リーグ、ドジャースの先発右腕ダルビッシュ有(30)が「左腕」に転向するというとんでもないプランが持ち上がった。さらには左右で投げる「スイッチピッチャー」というのだから、これは捨てておけない。

 期限1分前に成立してドジャースに電撃移籍したダルビッシュ。8月4日の初登板で7回10Kという鮮烈デビューし、一気に口うるさいロサンゼルス・メディアをうならせた。だが、驚かせたのは試合でのマウンドだけではなかった。

 10Kのデビュー戦を終え、次戦マウンドへ向けて調整を続けていたダルビッシュに米メディアは釘付けになった。さっそうと、しかも力強いフォームで投げ込んでいる姿だった。でも、どこか違う。左投げだったのだ。ダルビッシュにとってはレンジャーズ時代も行っていた、普段から登板の合間に行うルーティンのトレーニングだった。

 ロサンゼルス・タイムズ紙は、「ドジャースは右腕のダルビッシュを獲得したはずだったが、左腕としての才能も十分だった」と報じ、デーブ・ロバーツ監督(45)は「彼は3つの球種を投げ分けられるようだ。本当に左投げでピッチングできるという。まだ聞いた話だが、今後はこの目で注視していきたい」と、本気とも冗談ともいえない表情で答えたという。

 ドジャースにはカーショウ、ヒル、ウッドという左腕トリオがいる。そこにダルビッシュが加われば、もう敵なし。

 常に左で投球するケースだけではない。ゲーム状況に応じて投げ分けることも可能だ。

 メジャーでの“スイッチピッチャー”といえば、アスレチックスなどでプレーして現在はフィリーズ傘下の3Aにいるパット・ベンディット(32)が知られる。08年のデビュー戦でスイッチヒッターとの対決があり、双方とも左右が決まらず、試合が立ち往生したことから、「投手が先に左右どちらで投げるか決めなければならない」という新たなルールがつくられる一因となったことでも知られる。

 ひょっとしたら、ダルビッシュもこの決まりが適用されることになるかもしれない。「ダルビッシュの次の登板は右で投げるだろうか」(ロサンゼルス・タイムズ紙)と、思いがけない興味が増えた。

 もう一つ、バッティングも楽しみだ。これまでのレンジャーズはDH制を敷いているア・リーグとあって打席に立つことはナ・リーグとのインターリーグに投げたときくらい。レンジャーズでは14打数3安打、打率.214。2016年8月にはメジャー初の本塁打をかっ飛ばした。

 ドジャースでは投手も大事な攻撃の一員で、ダルビッシュもデビュー戦では「9番」に名を連ねた。結果は3三振だったが、まだ始まったばかり。次第に“本気モード”に入っていくはず。

 ちなみに日本時代もDH制を採用するパ・リーグの日本ハムに在籍していたため、打席に立つことはビジターの交流戦くらいしかなく、7年間では36打数5安打で打率.139。

 真夏の夢ともいえるが、メジャーを代表する投手となったダルビッシュは、投打とも目が離せない存在なのだ。

最終更新:8/12(土) 15:28
産経新聞

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